さて、青年時代の後半でございます。
文字数を抑えつつ、エンディングまで迎えられたらいいのですが。たぶん無理。
月日は流れ、サンチョと共に逞しく可愛くいい子に成長した愛息子と愛娘が主人公の石化を解除。
買ってきた石像が謎の子連れ旅人たちの手によって人間になるのを目の当たりにした資産家は驚愕&茫然。
やっぱり子供たちは金髪がよく似合いますね。…ん?そう言えば、連れていた仲間モンスターたちはどうしてたんですかね。上手く逃げ延びたのかな。
ここでようやく勇者(息子)の登場。でいいのでしょうか。
天空の勇者の子孫である奥さんと、特殊な能力を持つ血筋の主人公とが交わったことで、勇者の素質を持った子が生まれたのだそうです。もし奥さんがいなかったら、主人公と勇者は何の関わりもなかったのですね。
この辺りから、主人公が勇者、というワンパターンから逸れたかったのかもしれません。
Ⅴは勇者の父親が主人公でしたが、いつか勇者のパーティーにいる戦士や魔法使いのポジションが主人公なんてシリーズも出てくるかも。
活躍後に王様なんかからお礼を言われる時は「流石は勇者だ。ワシはキミならやってくれると信じていたよ。皆(主人公含む)もよくやってくれた」ってな枠組みで、あまりおいしくないキャラ目線で話が進む訳です。シャーロック・ホームズに於けるワトスン役が主人公です。
どうしても1番目立つ役が主人公にしたいなら、冒険中に勇者を死なせるシナリオにして、ナンバー2のポジションにいた主人公がパーティーのリーダーを引き継ぐ流れにすれば、主役の後継者として輝けるし、弔い合戦ということで魔王軍に挑む動機も解り易い。
或いは勇者を死なせないで、毎回ラスボスだった魔王を中ボスにランクダウン。魔王を亡き者にしたことで力に溺れた勇者が新たなモンスター軍勢の王として君臨し、最終的にはかつての仲間の目を覚まさせるべく立ち上がった主人公と戦うことに。これでラスボスのキャラもグッと掘り下げることができるはず。
更にはパーティーのメンバーも……いや、無駄な脱線はやめよう。先に進みます。
さあ、奥さんの捜索開始です。まずは主人公の母親の故郷・エルヘブンへ。
パパスとマーサの駆け落ち話が聞けます。魔法の絨毯と魔法のカギを手に入れて、天空への塔へ。
ここでようやく気付いたのですが、仲間モンスターの兵力が初回プレイ時よりかなり劣っているみたいです。
戦力になるのはスライムナイトやキメラくらいか。いっそのこと仲間モンスターは最小限にして、人間キャラ中心のパーティーを組んでみようかな。
ちょっと厳しくなりそうだけど。まぁ、今後のメンバー次第で決めてこう。
天空への、とは名ばかりのボロボロな塔で、ここから天空へは行けず、マグマの杖を手に入れて、地下遺跡の洞窟の入口を切り開いて中へと入ります。
通称トロッコ洞窟。ここは見た目は楽しいのですが、手順を把握していないと面倒臭いダンジョンですね。初プレイ時はすごくイヤでした。
洞窟の中で面白いことになっているプサンを救出して、水没した天空城に入城。
ゴールドオーブの行方を追うイベントはドラクエシリーズで1番好きかもしれません。
幼年時代を飛ばして2回目に入った身としては、いいおさらいになります。
しかし、そのシーンの後、さも当然のように主人公一行にオーブの一件を丸投げするプサンに唖然です。いや、アンタが取りに行きなさいよ。って。
あ、そうそう。馬車が入れないダンジョンは主人公・息子・娘・スライムナイトで挑んでます。予想通り、人間キャラだけでは少々厳しいです。
文句を言っても話は進まないので、迷いの森を経由して妖精の村へ。オーブの精製をお願いに行きます。
妖精たちと再会を果たし、頂戴した妖精のホルンの力で妖精の城へ。妖精の女王と対面です。
女王はオーブはもう作れないので、過去に行って本物とすり替えちゃえ、とダミーオーブをもらいます。
過去のサンタローズへ。ここで生前のパパスとの再会は複雑な気分にさせられますね。ダメ元でラインハットへの旅路をやめさせようとしますが、やっぱり駄目。嗚呼。
パパスの運命を変えることはできませんでしたが、幼き日の自分に会い、ゴールドオーブとダミーをこっそり交換。
無事に目的を果たし、元の時代へと戻ります。きっと主人公の目は少し潤んでいたことでしょう。
さあ、オーブは戻った。他力本願なプサンに渡して天空城の復活です。
この辺りは大きな戦闘も無く、お遣いイベントが続くのですが、アタシは不思議とイヤじゃないです。むしろ楽しめるところですね。
懐かしの旧友と会ったり、過去に行って亡き父親に会ったり。主人公が生きてきた時代の中で、過去と現在をしっかりつなげているシナリオが秀逸。
当初の目的である奥さんの奪還が先延ばしになってなきゃ、より楽しめていたと思います。
一刻も早く奥さんを救出したい主人公一行(と言うかアタシ)を尻目にマスタードラゴンのことで頭がいっぱいの天空人たちの為、観念してキーアイテムであるドラゴンオーブを手に入れるべくボブルの塔へ。
この塔を守るのは父の仇その2・ゴンズと最大の怨敵・ゲマ。
まずはゴンズを討ち(この直後の子供の台詞で主人公の感情が伝わってきます。怖い顔してるって)もしかしてレベル低過ぎる?と思い始めたので一時退散。
トロッコ洞窟以降、ほとんどレベルが上がっていないと気付きました。仲間にしてよ、と言ってくるモンスターが全然出てこないとは思っていたけど。
Ⅴは人間キャラにスキルが無いので、メタル系を狩りまくって楽々レベル上げって手段が難しいのが苦しいですね。
ちょこっとだけレベル上げをしてゲマと戦闘。う~ん…強い。意地でスライムナイト以外主人公ファミリーというパーティーのまま挑んだのがまた苦戦の要因になってるかも。
しかし、無様に敗する為にレベルを上げたのじゃないのだよ。長期戦の末にどうにか撃破も、憎ったらしい捨て台詞を吐いた仇敵を逃してしまいます。くそう。
ここは耐え忍び、目的のドラゴンオーブを入手。天空城へ戻り、不審者扱いのプサンにオーブを渡して、無事マスタードラゴンの復活&使い勝手のいい空中移動獲得。
ようやく奥さん救出へ乗り出します。
というところで、長々としてきましたからひと段落付けます。
感想入れ過ぎると長ったらしくなるし、入れないとただの報告になるし、かと言ってあんまり同じ話を引っ張りたくないし、しかしながら他に書くこと無いし、次こそ締められるよう善処します。
ドラクエⅥも終え(何とか20ターン以内にヤツを倒せました。第2のエンディングも見たのでⅥはもういいでしょう)やりたいゲームも見付からない(休止したキングダムハーツは友人に貸してしまいました)ので、いつかきっと何処かでもう1度、と思っていたDS版ドラクエⅤをやり直してみました。
初プレイ時の自分は、新しい物好きでデボラと旅することを選んでおきながらも、他の2人とも旅立てるよう結婚イベント直前でセーブしてあったので、これに乗っかることにしました。これでおよそ10時間の短縮です。
幼年時代のレヌール城とかパパスのイベントもしっかり見ておきたい気持ちもありました(もしかしたらこの序盤が好きでⅤが魅力的に見えてるのかも)けど、やはり面倒臭がりな性分のアタシにはこのセーブデータは無視できませんでした。
今度のパートナーはビアンカです。PS2版でもビアンカだったので、フローラ案も考えましたけど、やはりストーリーに準ずるとビアンカしかないと思うのですが錯覚でしょうか。
って言うか、選ばなかった時のビアンカのその後があまりにも哀れでしてね。大金持ちの家に生まれて、その後も十分幸せそうな2人とは比べる気も失くす格差ぶりに、手を差し伸べざるを得ません。
この結婚が幸せかどうかは別として、数奇な運命を辿ってもらいましょう。
さて、途中からやるとストーリーはもう全く訳が分かりません。メンバーやそれぞれのステータス、装備を一通り確認して、何をしていいのか分からないので一先ずカジノです。
Ⅵのカジノでは15万枚だの30万枚だの途方もない枚数のコインを稼がされた分、Ⅴの5万枚でメタルキングの剣(最強の剣)はあまりにもお手頃。
新妻へ25万枚のグリンガムの鞭(最強の鞭)もプレゼントする気でギャンブラーへと変貌しました。
死闘の末、見事メタルキングの剣2本とグリンガムの鞭をGET。
この辺りから既に最強武器を持っていると気分がいいです。主人公は破邪の剣からの持ち替え(約3倍の攻撃力に)ですよ。
初回は全然カジノ行ってなかったみたいですし、こういう進め方もありかもしれませんね。楽しくはないですが。
さあ、これでだいぶ冒険が楽になったぞ。
と思ったのに、そうでもなかった。
きっと最強武器が無ければ、もっとずっと手強いのかもしれませんが、そう簡単に強くなれるものでもないようです。防具はひ弱なままだしね。
レベル上げしつつ、これまでのお話の流れを薄っすらとおさらいして、次なるステージへとコマを進めます。
カジノ船やメダル王の城、名産品博物館を経由してグランバニアへ。ここは長い道のりです。
到着と共に奥さんがご懐妊の為、一時離脱。展開早いなぁ。奥さんのフラフラ~とした倒れ方が地味に好きだったりします。
Ⅴはこの加入・離脱・再加入がイヤですね。かなり長い間レベル上げられないじゃない。
王即位の試練をこなして、主人公はグランバニア王に。
喜びも束の間、奥さんが魔物に誘拐されてしまう。嗚呼。
この後、面倒なデモンズタワーと因縁の対決が待っています。
デモンズタワーで誘拐犯共に制裁を下すも、父の仇・ゲマに奥さん共々石化され、おまけに何処からともなくやってきたコソ泥に美術品扱いされて競売に掛けられてしまう。主人公、資産家に2万Gでお買い上げ。2人は離れ離れに。
更には息子をモンスターに誘拐された資産家が主人公(石化中)に八つ当たり。
この辺りはなかなかショッキングな展開です。誉れ高い主人公の扱いじゃない。
これで青年時代の前半が終了。
う~ん。ほとんどカジノにしかいなかったな。折角2回目やるんだから、初回とは違う進め方をしたいと思いますけど、これはなぁ。
ん~ん。カジノはもういいや。
写真はフライングのバレンタインデー。
のつもりは全然無くて、寒い時期になると何故かアタシは甘い物が無性に食べたくなります。
一通りやってみました。
前回言いそびれたことと、新たに思ったことなんかをまとめてみます。
・やったのがⅨの次ってこともあるだろうけど、戦闘のテンポがいい
ただ、ⅧやⅨほど見応えが無くて、今後テンポを取るか見栄えを取るかは悩ましいところ
・もうこの頃からスキル(特技)に無駄な多さを感じてしまう
レベルの高さより職業と熟練度の方が重要になってる気がするし、ステータス以外にキャラの個性が無くなるし、転職システムってホントどうかと思う(しつこいか)
・2つの世界をひたすら行ったり来たりさせられ続けるのかと思ったら、そうでもなくてホッとした(行ったり来たりするんだけど、想像ほどしつこくなかった)
これがエスカレートするとⅦみたくなっちゃうんだね
・それでも海底はいらないと思う。探すのも行くのも面倒臭い
・1回のルーラで行けないとこも多いのでまた面倒臭い
・スタメン4人、サブ4人ってメンバー構成はまた採用してほしいな
けど、サブは町に入れないのはかわいそうかも。バーバラは控えに回ることが多かったけど、流石にカルベローナでは連れて行かなきゃあんまりだと思った(いなきゃ先に進めないのかもだけど)
・馬車を連れてなくても、経験値・熟練度が馬車メンバーにも加算してくれる上、呪文・アイテムの使用も可能なのは嬉しい(Ⅴはダメだったよね)
・Ⅵに限ったことじゃないけど、仲間を預けるのはやっぱり抵抗感がある
一緒に旅立ったんだからさ。いっそ「キミの実力じゃこの先の戦いはムリっ」て、お別れする方がまだ優しさを感じる
・それもこれも仲間モンスター(DS版はスライム)がいるせいだと思うんだけど、格闘場は今回もⅧでもけっこうお気に入りのサブイベントだったから、格闘場専用として仲間入りすればいい気がした
メインストーリーでも戦力になるからちょっと捨て難いが、ここはメインキャラを立てると思って
・格闘場と言えば、やる気が感じられない行動ばかり取るⅧと違って、今回はほぼベストな試合運びをしてくれて助かった
・比較的ダンジョンの仕掛けは易しくてよかった
これは純粋にゲームとして楽しんでいる人にとっては不満なところになるかもしれないけど、アタシは同じ場所でいつまでもあーだこーだするのは嫌いなので、なにこれもう分かんなーいイライライライライラ、って場面が少なくてホッとした
しかしまぁ、世界を統べようと企む魔物たちが、勇者対策にあれやこれやと自陣にトラップを仕掛けているかと思うとえらくシュールな気がしてくる
・小さな功績だけど、ファルシオンの件はよかった。馬が特別扱いされたのはⅧだけじゃないんだね
・カジノは嫌い
またしてもⅥに限ったことじゃないけど、こういうミニゲームでレアなアイテムが手に入るシステムはイヤ
コインさえ集まれば強力な武具が無限に手に入る利点があるにはあるけど・・・欲しい物1つずつ揃えるだけでも大変(気力がもたない)
・ムドーにしろデスタムーアにしろ、先にⅨでご挨拶しといたおかげで接し易かった
敵方で印象に残るキャラってあんまりいないからね。(エスタークやゲマくらいかな)まぁ、Ⅵの功績ではないか
・ラスボスがなかなか手強かった
今までラスボスで苦戦したことってほとんどなかったんだけど、今回は右手と左手が互いに蘇生し合って、ザオラルが失敗し続けてくれなかったら危うい場面もあったよ
・これまでのエンディングは(覚えている限りでは)100%ハッピーエンドだったと思うんだけど、今回はちょっと趣が異なる感じ
こういうパターンもたまには必要かな
・ダークドレアムの20ターン以内に撃破に挑戦
初挑戦時の記録は37ターン。まだまだ先は長そう
面白いか面白くないかで言えば、面白かった方なのかもしれませんが、冒頭と世界設定以外はパッとしないシリーズだった気がします。
個人的にはⅨといい勝負かな。メインストーリーまでなら、Ⅵの圧勝だと思いますが。
これでリメイク版がほとんどとは言え、Ⅳ~Ⅸまでのドラクエを体験したことになりました。
作品と呼べるものに順番を付けることに意味は無いと前置きした上で(まぁ同じシリーズだし、ここは敢えて)好みの順に並べると、
Ⅴ、Ⅳ、Ⅷ、Ⅵ、Ⅸ、Ⅶ。でしょうか。前3つはかなりお気に入りです。
Ⅰ~Ⅲもちょっとくらいは気になったりしないでもないですが、たぶんやる機会は無いでしょうね。
けど、ドラクエの楽しさは十分伝わったので、次回作に期待しつつ(恐らく)しばらくはこのシリーズともお別れです。
あ、モンスターズジョーカー2が出るんですってね。思えばアタシが最初にやったDSソフトがDQMでした。
ですが、本編に比べるとアタシのハマり具合は芳しくなく、やるかどうかこれはちょっと微妙です。まぁ、発売時の気分次第でしょうか。