アタシが地味に好きなゲームで、これまで海の民宿を舞台にしたPS2の『ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇』と、北海道の牧場を舞台にしたPS3の『ぼくのなつやすみ3 -北国編- 小さなボクの大草原』をやりました。
来月にPSPから『ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」』とやらが出るらしいけど、PSP持ってないぞ。どうしよう。PSPはいずれ買うつもりだったし、これを機に手に入れてしまおうか。
と考えてしまう程度に好きなシリーズです。(流石に『3』やりたさにPS3を買う気にはなれなかったけど)
時代は昭和。小学生の少年を主人公として、8月の1ヶ月間を遊びまくるという平凡な内容で、目的としては数々のイベントをこなしていくというものですが、8月31日には例え1度たりともイベントを起こしていなかろうとクリアになってしまう何ともユルイゲーム。
一応はイベントをこなした数によって評価され、エンディングが変わってくるので、限られた時間の中でどれだけ人と会話し、遊べるかがプレイヤーに与えられた命題になっています。
〝キレイキレイ〟の全然リアルじゃないキャラクターや、余計なBGMを極力排除したコンセプトは実にシンプル。
ゲーム中の遊びの1つである虫相撲が派手になってきたことを除けば、穏やかな少年の夏休みをストレートに描いた素直なゲームと言えそうです。
『2』は登場人物もイベントも盛り沢山で、キャラもストーリーも良く、とてもお気に入り。シリーズで初めてやったタイトルなので、贔屓目はあるでしょうけど、かなり完成度が高くて、今後『2』に匹敵するタイトルが出るのか疑問。
飽きたら次々と売りに出されるアタシのゲームソフトコレクションの中でも1・2を争う最古のソフトになってます。
作中に流れるジムノベティ第1番やアルハンブラの思い出がまたお気に入りです。
自分で改めて始めるのはタルイので、某動画サイトで好きな場面だけ流し見しようと試みたら、最初から最後まできっちり見てしまいました。
さんざんバカにしてた『真・三國無双5 Empires』をやってみました。
Empiresとは、本編の要素に加え、国取りが絡んだ、無双シリーズの番外編的なゲームです。
結局は戦場で敵をバッサバッサと斬り伏せることには変わらないのですが、このキャラならこのステージから始めて次はここでそこ行ってあっち行ってラストはここ、とルートが決められている本編とは違い、何処の国を攻めるも攻めないも自由。
即座に国を興すも、何処かの国に雇われて誰かに生涯尽くすも、裏切りを繰り返すも、流浪の旅を続けるも自由。
誰に仕えるも、誰を部下に従えるも、誰をクビにするも自由。
ストーリーを自分で自由に作ることができる無双シリーズが、このEmpiresなわけです。
しかし5の爽快感が今一つな戦闘があまり好きじゃないアタシとしては、国取り?は!面相臭ぇだけだボケがどうせ焼き回しだろ、とバカにし切っておりました。
Empiresは戦国でも1度やったけど、あんまり長続きしなかったんですよね。
それでも購入に踏み切ったのはエディットに心惹かれたから。
目・鼻・口・髪型・体型・装備・音声などのパーツを組み合わせて、オリジナルのキャラを作れる要素です。
これで知り合いに似せたキャラを作成して、是非とも戦場に送り出したい。
ゲーム屋の店内をグルグルぐるぐる徘徊しながら十数分悩みに悩み、これだけ悩むならもう買ってしまおうという結論に至りました。
迷いは消えた。さあ、いざ出陣。
する前に、早速エディットです。
100体までストックできる上、パーツも割と豊富で思った以上に遊べる。(戦国のEmpiresでもエディットはあったけど、グッと自由度が上がった気がするし、男女とも格好よくできるようになった・・・気がする)
似せよう似せようとしても限界はありますが、奇跡的にイメージとかなり近い顔ができると怪しくも1人で笑けてしまいます。
MVPは高校時代の友人(に似せたキャラ)。髪型は似ても似つかないのにそっくり。これはミラクル。
あまりにもイメージと遠いようなら名前(本名は気が引けるのでなるべくあだ名を)拝借して、雰囲気で作成。これはこれで面白い。
音声は「熱血」とか「冷静」とか「無邪気」とか、性格ごとに固定のセリフが当てられていて、男女合わせて18種類(たぶん)。このバリエーションはもっと欲しかった。19人以上作ればイヤでも性格とセリフがかぶってしまう。
PS3本体をネットに繋いで新たなパーツを得ることができるんですが、ここで音声も増えないかな。と期待せずにはいられません。
正規の武将を脇役にして、エディット武将ばかり使っていたら、図らずも愛着が湧いて困りました。
実際には全く使わず、登場人物Aくらいのつもりで作ったキャラでさえ、戦場で出会うとカケラほどでも愛情を感じてしまう。まいった。
知り合いに似せたエディットが主人公なら、この人なら終始1人の主の下でがんばりそうだとか、この人なら誰に跪くこともなく君主として立ち上がりそうだとか、この人なら情より利害を優先して裏切りを繰り返しそうだとか、その人のイメージに合わせたストーリーでクリアしたり、失礼な楽しみ方が生まれます。
個人的に惜しいのは、主人公以外のメンバー収集は運任せなこと。これは味方も敵もある程度選べるようにしてほしかった。クリア特典としてでもあったら、より楽しみが広がったと思うな。
それと短期クリアできるモードが別に欲しい。1度始めるとなかなか戻ってこられないシナリオばかりなのは痛いです。
最終目標は何度やっても誰で始めても天下統一なので、どんなストーリー構成でも、最後は君主として統一するか、配下として主を統一させるかの2択です。終盤はマンネリ化しますけど、それまでは、特に国を興す前後は思った以上に楽しい。
適当な君主に就いてしばらくやってると「キミを高く評価している」とお金とお宝をチラつかせて余所からスカウトにあうので、その話に乗って裏切りを選択すると戦闘の爽快感不足を補う別の快感が得られます。(裏切りはスカウト無しでも可能)
その後古巣の国と戦うとボロクソに嫌味言われたり、スカウトを蹴ると誘った国から誘惑されたり、小さな変化も楽しみの1つです。結婚や義兄弟イベントも三国志らしくて悪くない。(けど恩恵は少ない)
アタシの場合、キャラに飽きてきたら、新たにエディット作成に取り掛かると、心機一転興味の延命が図れます。
本編のようにキャラとステージを一通り遊んだら、もうやりたいことがない、という事態だけは回避でき、それなりに長く続けられる。
本作はキャラごとのレベルが、クリアする度にリセットされちゃうのがイヤだったんですが、やってみると案外気になりません。武器の強化は継続されるので、育てる要素も皆無ではないです。
無双シリーズが初めてという人にも、そこそこ勧められる内容にはなってるんじゃないかと思いました。戦闘も戦略も中途半端な感じではあるので、どちらか一方を過度に期待すると失敗しそうだけど、少なくとも本編の5を買うなら、絶対にこっちの方がお買い得。値段も少し安いしね。
下手したら3日くらいやったら売りに出すかも、と思っていた中での評価なので、ハードルはかなり低いことを付け加えておきます。
写真は五稜郭の辛うじて当時の名残を残す風景。
・・・だと思う。
えー、一通りやってみました。やっぱり短期集中になっちゃいましたね。
一言で感想を述べますと「辛かった」です。
やっぱりアクション苦手だよー。プレイ中はただただ辛かったです。
正直申し上げて、キャラやストーリーにまるで興味を示さなかったら、絶対に手を出さないゲームソフトですよ。アタシには合いません。無理です。楽しむ為のゲームで苦しむなんて阿呆過ぎる。
短期決戦で終わらせたのも、ゲーム自体が楽しかった訳じゃなくて、続きのお話が気になったから。その一点です。
あーでも、最後の最後で一時的に無双状態となったときだけ、少し楽しかったなぁ。やっぱりアクションは簡単な操作でバシバシ敵を蹴散らせた方がスッキリできます。
基本3人のチームで行動していた過去作と違って、ちょいちょい単独任務を命令されるロクサスの一人旅は厳しかったです。
あと2ミッションを完全クリアすれば(たぶん)オールミッション制覇というところまでがんばってみました。でも、今のレベルじゃできる気がしない。ここらが限界かもなぁ。
ストーリーは申し分ないんじゃないでしょうか。一応今回はまだCMも流れてる新作なのでネタバレは避けますが。
このシリーズに限ってストーリーで失敗なんてあり得ませんね。地盤はしっかり踏み固められてますもの。
今作は間違いなく後付けの話でしょうが、これまでのシーンに抜かりなく繋げてくる辺り流石ですね。
アクセルは今作でだいぶ株を上げたと思われます。あんまり好きなキャラじゃなかったアタシでさえも、なんだよいい人じゃないかー、と思わされてしまった。
ロクサスも初めて『Ⅱ』で見た時は「なんだコイツ。さっさと主人公出せよ」とか思ってごめんよ。
ぷーちゃんはただただ気の毒で『Ⅱ』で行く末が分かってるロクサスもまた気の毒。アクセルにしても老い先短い人生で、彼ら3人の愉しげにしているシーンは泣けてきます。
この人たち見てると、もうソラ(シリーズの主人公)なんか目覚めなくていいような気もしてきます。
彼には何の罪も無いけど、3人と比べると羨ましいくらい恵まれてますよ。勢い余って憎々しいくらい。幸せなヤツです。
これくらいのネタバレはいいと思いますが、最終的にはドナルドやグーフィたちも操作できるようになります。
ミッションモードという番外編的な話の中ではありますけど、本編とはまた違った楽しみがありますね。
ちなみに登場するディズニーワールドは『ふしぎの国のアリス』『ヘラクレス』『アラジン』『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』『ピーター・パン』『美女と野獣』かな。うっかり忘れてなければ。
ビュンビュン飛び回る『ピーター・パン』は特に辛かったなぁ。DSで許されるギリギリのところじゃないか。
今回、特に感心したのは、DSのダブルスクリーンの応用。
これは初めて目にした気がします。上手い。
でも、他のシリーズやってない人は、さっぱり解らない映像だったことだと思います。
時系列順ではこれに続く『Ⅱ』をまたやってみたいと思わせる内容でした。
まぁ苦しむのは分かってるのでたぶんやりませんけど。
写真は全然関係ない、沖縄で出会った仔ヤギさん。
観光客向けにエサが売ってて、人を見るとトコトコと近付いてきました。
しかし、デジカメを取り出して1回シャッターを切る頃には、食べ物をくれる気がないと悟ったか、興味を失くしたように遠ざかっていきました。
こういう解り易いところが動物の魅力の1つだとアタシは思う。