冷蔵庫を買いました。
東芝の『GR-C80A』という1ドアタイプです。
ほんの数日前までの数年間も、やはり1ドアのコンパクトな冷蔵庫を部屋の隅に置いて、たいへん重宝していたのですが、露取りならぬ砕氷中にあろうことか内部を破損し、処分せざるを得なった次第。
まだまだ使えたはずなのに、悪いことをしました。
この手のコンパクトな冷蔵庫は直冷式が普通で、一般的なファン式冷蔵庫とは違い、露取りを自動で行ってくれません。
露取りを定期的に行わないと派手に氷結し出し、最悪ドアが閉まらなくなるところまで悪化してしまうのです。
これが面倒臭がりなワタシには不向きでした。
結果、大掛かりな砕氷作業を強行し(これも素直に電源を落として水になるまで待てば良かったのですが…)まだ未来ある冷蔵庫を亡き者にしてしまったのだから目も当てられません。
面倒なことにはなりましたが、買い替えの好機と言えば好機。是非とも自動露取り機能が搭載された冷蔵庫を手に入れて、穏やかな冷蔵生活を送るのだ。
という考えは目眩がするほどに甘く、コンパクトな冷蔵庫はほぼ直冷式の一択。ファン式では大き過ぎて部屋に置くスペースがない。
ってな具合で、これらの隙間を縫うような選択を迫られることになりました。
コンパクト且つ自動露取り搭載機は、世の中にないわけではないのです。
例えば、ホテルの客室に置いているようなタイプは、或いは該当するかもしれませんね。
ただ、ワタシが見付けられた限りでは、受注生産で納期に途轍もなく時間が掛かる上、とても高価で手が出ません。
仮にこれを買ったとしても、直冷式であることに変わりはないので、自動で露取りができると言っても、一定時間温度を上げて露(氷)を溶かすのだとか。
たまに宿泊先のホテルで冷蔵庫の冷えが悪いものに当たった経験がありますが、もしかしたらこれが原因なのかも。
実際は分かりませんけど、1ドア冷蔵庫に完璧な自動露取りを望むのは難しいという結論に至りました。
そこで見付けたのが『GR-C80A』。
なんとボタンを押せば露取りを行ってくれるというではありませんか。つまりは半自動。
あとはトレーに溜まった水を捨てるだけ。
これならこちらの判断で、露取りのタイミングを図れますし、作業が終わったら自動で復帰してくれるのでとても便利です。
何度か試してみた限りでは、音もなく露を溶かし切ってくれました。
それも含めて、今のところたいへん好印象です。
作動音は先代と同等かやや静かで気になるものではなく、冷え具合も上々。
1ドアにしてはやや大きく、先代の1.5倍ほどの高さがあるものの、上に伸びる分にはスペース不足にさほど影響しません。
その代わり容量は1.7倍になり、先代に入っていた分をそっくりそのまま移し替えても全然余裕。これは嬉しい。
敢えて難点を挙げれば、1.5リットルクラスのペットボトルはドアのポケットにやや無理矢理収納しているってことくらい。(メーカーHPの写真だとすんなり入っているように見えるのだけれど…)
これにしたって、1.5リットルのペットボトルなんてそうそう買いませんので、ワタシとしては全く問題なし。
いや、もう1つあった。
奥行きも少しばかり長くなってしまい、前方のテレビとの関係で先代以上にドアが開け難くなってしまいました。
写真の右側に映ってる黒いのがテレビなのですが、こちらは撮影用にテレビを手前に回転させた状態です。
この状態に持って行くには、更にテレビの前にある物をどかして・・・という手順を踏まねばならず、普段冷蔵庫のドアは最大で25cmほど開けて、腕を突っ込んでどうにか出し入れします。(左側もすぐ壁なので、物が大きかったり、取りたい物が奥にあるとなかなか苦労します)
勿論これは、ワタシの条件が酷過ぎるだけなので、冷蔵庫には何の落ち度もありません。
こうなることはある程度予想していたから、悲観もしていませんし、ドアが開け難いのは先代でも同じことです。(部屋の狭さには泣きたくなります)
先代が壊れてからの数日間、冷蔵庫なしの生活(家には勿論メインの冷蔵庫がありますが)を送ってみて、改めてその重要性を再認識できました。
これからは少しばかり逞しくなった2代目と共に、クールに生きていこう。
※追記
何故か「東芝」を「日立」と勘違いして書いていたので修正しました。