房総へドライブしてきました。取り敢えず花見と昼飯を兼ねてマザー牧場へ。
と言うか、結果的にはここだけになってしまいましたね。思っていた以上に楽しめましたよ。
丁度昼時に到着し、すぐさまランチのジンギスカンを頂きました。
3タイプのレストランの中から、テラススタイルのレストランへ向かいます。外側なら美しい緑の山々が見渡せる絶好のポジションです。
のはずが、ちょっと失敗。風が強くてとても食べ難かった。そして鉄板から離れた肉や野菜を容赦なく冷ましていく。
まず空席から拠点のテーブルを決め、その後盛り付け済みのメニューから好きなように選んで、お会計という手順です。
上ラム、和牛、ラムチョップ、ソーセージ、帆立、野菜(だったかな?)を選択。ラムチョップとソーセージが特に美味い。
他の肉はとっても美味しい、とは言い難いですが(風ですぐ冷めるというのもかなりあるけど)テーマパークの食事と考えればまずまずかしら。
悲惨だったのがご飯。元々は温かかったのでしょうが、時間と共に解凍が足りない冷凍ご飯のような冷たさと硬さに。風めっ。
でも、楽しかったな。雨風しのげる室内で、普通に食べるよりずっとよかったと思います。
その後、事前にサービスエリアで手に入れたマザー牧場の前売り券にくっ付いていたタダ券を利用してソフトクリームを頂いてしばし散策。
時間を見計らい、楽しみにしていた「こぶたのレース」へ。
1~6の番号のゼッケンを付けたこぶたさんの中から1頭を選んで、馬券(豚券?)代わりの小さなぬいぐるみを500円で購入し、見事的中すれば大きな親豚のぬいぐるみがもらえます。(ちなみに、この親豚ぬいぐるみは後述のちびっ子にも優勝すれば与えられる)
これをやりたかったんだ。
レースは6頭のこぶたさんと6人のちびっ子で行われ、好き勝手走り回るこぶたさんをちびっ子が追い立て、ゴールへ導くというルールです。
ちびっ子はその場でお客さんの中から参加意思を表明した子たちがランダムで選ばれ、(たぶん)やりたいと言うちびっ子が多ければ12人で6人ずつ2度レースをして、その2度目が賭けの対象となります。
今回はそのパターンでした。威勢のいい子が多いことで。司会進行役のお姉さんも少し驚き気味でした。
アタシが賭けたのは〝2番〟。連れは〝1番〟。3分の1の確率でどちらかが親豚ぬいぐるみゲットです。
デモンストレーションの第1レースの結果は3-2。1番のこぶたはあまり期待できそうもない代わりに、2番はやる気満々な走りを見せてくれました。
追い立て役に余程の阿呆な子が付かなければ十分狙えるこぶたさんだと期待できます。
しかし、第1レースの結果なんか関係なかった。
勝負の第2レース。2番のこぶたはスタートダッシュこそ1・2を誇るものの、コース中盤で他2頭のこぶたと一緒にやる気を失い、その隙をついて残りの3頭がゴールになだれ込む展開。
優勝は第1レースでは全く光るものがないように見えた4番のこぶたとちびっ子。期待薄の1番は2番と共に戦意喪失組の1頭でした。無念。
しかしまぁ、こういうのは楽しいですね。競馬とかドッグレースとか、やり始めたらどっぷりハマりそうで少し怖いです。
でも1番楽しかったのは、第1レースでスタートするや否や、こぶたに委細構わず1人ゴールへ突っ走ったちびっ子でした。
計算の無いボケは破壊力抜群。
暇を持て余したら早々に退園して、適当にドライブするつもりが、結局は閉園まで動物たちと戯れていました。
やっぱり動物はいいね。人間らしくないところがいい。
この機会にアルパカの鳴き声を実際に拝聴することができましたが、期待を裏切らないかわいい声でちょっと驚きました。
もっと野太いのを想像してた。
ここに足繁く通って頂いている方はお気付きかと思いますが、アタシは大の旅行好きです。
何かしらの理由でこれが今後一切できなくなってしまったら、人生の半分は損するだろうと覚悟しています。(あとの半分は「飲食」かな。って考えると寂しいな。うーん…やっぱそれぞれ4割くらいにしとこうか)
悪いところに目を向ければ、金も時間も掛かるし、疲れるし、面倒臭いしで、イヤだと思う人の気持ちも解らないでもないですけど、日々の生活から離れて知らないもの、見慣れないものを見たり触ったり味わったり感じたりできる。
それは人から聞いたり、テレビや本やネットで見たり読んだりしただけでは到底かなわない、実感を伴う経験値として蓄積されることでしょう。
その中で強く惹かれるものがあれば、新たな趣味として人生に彩りを加え、更に楽しく生きることにもつながること間違いなしです。
これを試さないなんて勿体無いとしか思えません。
国内でもまだまだ知らないもの、いいところ楽しいところはありますが、より効果が見込めるのはやはり海外です。
英語さえも暗号に聞こえるアタシのような人間にとっては、言葉が通じない、勝手が違うってのは、多少なりとも不安に思うところではありますけど、場所を選べば意外と日本語は通じてしまうもので、お邪魔した国も渡航回数もそんなに多くはないものの、アタシは言葉で苦労したことはほとんどありません。
フリーのツアーなら行き帰りだけガイドさんが付いてくれますし、中クラス以上のホテルなら対日本人要員が何人か控えています。勿論国にもよりますが。
それ以外の買い物や食事も言葉より値札と雰囲気で通用し、タクシーは旅行誌のページを見せれば100%伝わり、オプションは日本で予約しておけば現地で小難しい会話は不要となります。
英語圏なら「いえす」「のー」「さんきゅー」で十分じゃないでしょうか。アタシが経験する限り十分でした。何も恐れることはありません。
つまらない懸念で国外を諦めてしまうのは、これまた勿体無いです。
1度日本語がある程度通じるところに行って、不安を払拭してしまえば、あとは楽しいしか残りませんよ。きっと。
予め行き先の文化と常識を最低限勉強して、やってはいけないことだけ覚えておけば、困ることは国内旅行のそれと大差ないと思いますよ。
何があるか分からないのは何処であっても同じですし、多少のトラブルなど『イベント発生』くらいに思って、帰宅後にネタにできれば儲けものです。
幸か不幸か、これまでトラブルらしいトラブルには遭遇できていませんが。
計画段階から旅行は楽しいものです。何処のホテルのどの部屋に泊まるか考えたり、何を見るか食べるか遊ぶか妄想して楽しむ。出発当日までワクワクの毎日です。
それを含めれば、旅行代金も案外安く感じたりしませんでしょうか。(気休めかな)
アタシなどはそこまでやってしまうと、行かなければ気が治まりませんので、行けると確信を得るまでやらないようにしています。
今まで人に誘われ、付いて行く一方だったという人は、たまには自分から提案されては如何でしょうか。
元々好きな人はより楽しくなるし、そうでもない人はきっと好きになる。はず。
という訳で、アタシは近頃とっても旅行に行きたいという話でした。
所有するパスポートの有効期限まで、あと5年。(いや、国内でもいいけどさ)
2年ぶりの京都に行ってきました。
前回の京都は時間的余裕が全然無くて、更にはお盆期間中で人の数が多過ぎたり暑過ぎたりで、色々と厳しかったので雪辱戦です。
京都はこれまでも、満足な旅行ができていなかったので、モヤっとしておりました。
なんですけど、今回は天候に恵まれず、傘が手放せない滞在となってしまいましたよ。
数時間程度とは言え、輝かしい太陽と青空が見えた時は天に祈りたくなったほどです。
首都圏在住なら関西に行くのって大抵新幹線で行きますよね。たぶん。
じゃなくても電車でのんびり行くかでしょう。きっと。
そこを今回は飛行機で行きました。10年くらい前に大阪へ飛行機で行きましたけど、それ以来でしょうかね。こんな短いフライトは。
旅行会社の飛行機とホテルのパックはしょっちゅう利用するんですけど、新幹線で安く行く方法ってよく知らないんですよね。関西くらいまでの距離なら景色が楽しめる新幹線の方がよかったんだけどな。
恐らく初めての伊丹空港へお邪魔。ホテルまで車で1時間くらい。今回もレンタカーを手に入れたし、あんまり不便は感じませんね。
渋滞と駐車料金が心配でしたけど、渋滞の方は想像したほどではありませんでした。駐車料金はホテルのポジションがよかったのか、何処に行くにもタクシー代の方が安かったんじゃないかとすごく思ったね。
まぁ、車が無ければ達成不可能なミッションもあったので、全くの無駄ではなかったのですが、清水寺近辺の駐車料金2千円オーバーは我が目を疑いました。
取り敢えず、清水寺は京都に行ったら必ず立ち寄らねば勿体無い気がしてしまいます。
例えるなら、沖縄に行って海を見ることさえしない。或いは、イチゴショートにイチゴが無い。若しくは、戦隊ヒーローに赤い人がいない。
清水寺は「嗚呼、京都に来たぜ」という気にさせ、もし行かなかったらそれくらい味気ない京都になってしまう気がします。
そう考えているアタシは、京都に行く度に清水寺だけは欠かさず向かってますので、今更じっくり見て回ることはしませんが、挨拶しに行くつもりでさっと行って参りました。やっぱりいいですね。人混みがすごいけど。
寺そのものや歴史的背景にはあまり関心がありませんが、周りの景色やお店の豊富さはアタシの満足感を満たすには十分です。紅葉がまた綺麗でしたね。まだちょっと早かったけど。
清水寺からお店を覗きながら二年坂・三年坂を抜けると高台寺があります。
豊臣秀吉とその正妻・高台院(「ねね」とか「おね」とか呼ばれている人)縁の寺院だけあってとても解り易いです。
ここは庭園が抜群ですね。またしても紅葉が綺麗。まだちょっと早かったけど。
清水寺からすぐなのに、何故か今までお邪魔したことがなくて、勿体無いことをしておりました。
雨が降っていなければ、よりよかっただろうと期待させられます。
やや離れて天龍寺。ここの庭園もよかった。
有名なのは雲龍図。何処から見ても天井に描かれた巨大な龍が睨んでいるように見えるアレです。
このサイズなのに、鱗1枚1枚にまで丁寧に描写されており、これは一見の価値あり。と言いたいのですが、この絵は離れにありまして、メイン(参拝料金500円)とは別に観賞料金500円を納めねばなりません。これは正直高いと思ってしまいます。
正面は多くの店が賑わい、活気がある一方で、裏に回ると静けさを感じる竹林道。近所には小さな寺院が盛沢山。
寺回りをするもよし。買い物するもよし。目的もなくぶらぶらするもよし。ここは散策コースにもってこいですね。
この時は、奇跡的な晴れ間が覗いていて、調子に乗ってズンズン歩みを進めていたら、案の定筋肉痛でそれ以降何をするにも脚が辛かった。
今のところ、アタシの京都の寺TOP3は清水寺・高台寺・天龍寺です。気のせいでなければ。
その他、
龍安寺(石庭が有名。周りにはこれと言って無し)
南禅寺(ホテルから1番近いのに最後の最後で行ってみた。臨済宗南禅寺派大本山だけあって色々でかい)
金閣寺(前回行ったのでもういいかとも思ったけど、龍安寺に行ったついでと、とても好きな和菓子があるんだ)
銀閣寺(肝心の観音殿は入院中だったけど、散策し甲斐は金閣寺よりあるかも)
八坂神社(祇園・錦市場へ買い物に行ったついでに。ここの狛犬はかっこいい)
三十三間堂(嫌がらせかと思うくらい仏像がいっぱいある。風神・雷神・阿修羅なんてよく聞く名前の人もいるよ)
なんかにお邪魔して、たぶん京都で有名なスポットはこれでほぼ回れたんじゃないかと満足しております。
心配していた、クレジットカードの利用可能率は他所とあまり変わらないみたいでしたね。
聞いていたほど現金社会ではなかったのか、海外からの旅行客も多いだろうから、いつまでもカード使えませんじゃ商売にならないと思ったのか判りませんが、現金の出番はお寺や駐車料金くらいのものでした。
残念なのはごはんが今一つなんですよね、京都って。パッと思い付くところでは、湯豆腐とか湯葉。懐石料理も苦手だし。アタシには合いませんね。
遠出すると、その土地に相応しい食事を何かしら食べたいと思い、そうしてきたつもりでしたが、京都だけは毎回無難なものに落ち着いている気がします。今回もほぼホテルで済ましてしまいました。
そんな中、食べ物で最も気になったのは『焼肉小倉優子』です。
主に京都・大阪・兵庫に店舗を持つ焼肉チェーン店らしいのですが、全然知らなかったのでなかなか衝撃的でした。
結局行きませんでしたけど、後で調べてみると湯のみもお箸も見事にゆうこりんだそうです。入るのに勇気が要りそうですね。