2年ぶりの京都に行ってきました。
前回の京都は時間的余裕が全然無くて、更にはお盆期間中で人の数が多過ぎたり暑過ぎたりで、色々と厳しかったので雪辱戦です。
京都はこれまでも、満足な旅行ができていなかったので、モヤっとしておりました。
なんですけど、今回は天候に恵まれず、傘が手放せない滞在となってしまいましたよ。
数時間程度とは言え、輝かしい太陽と青空が見えた時は天に祈りたくなったほどです。
首都圏在住なら関西に行くのって大抵新幹線で行きますよね。たぶん。
じゃなくても電車でのんびり行くかでしょう。きっと。
そこを今回は飛行機で行きました。10年くらい前に大阪へ飛行機で行きましたけど、それ以来でしょうかね。こんな短いフライトは。
旅行会社の飛行機とホテルのパックはしょっちゅう利用するんですけど、新幹線で安く行く方法ってよく知らないんですよね。関西くらいまでの距離なら景色が楽しめる新幹線の方がよかったんだけどな。
恐らく初めての伊丹空港へお邪魔。ホテルまで車で1時間くらい。今回もレンタカーを手に入れたし、あんまり不便は感じませんね。
渋滞と駐車料金が心配でしたけど、渋滞の方は想像したほどではありませんでした。駐車料金はホテルのポジションがよかったのか、何処に行くにもタクシー代の方が安かったんじゃないかとすごく思ったね。
まぁ、車が無ければ達成不可能なミッションもあったので、全くの無駄ではなかったのですが、清水寺近辺の駐車料金2千円オーバーは我が目を疑いました。
取り敢えず、清水寺は京都に行ったら必ず立ち寄らねば勿体無い気がしてしまいます。
例えるなら、沖縄に行って海を見ることさえしない。或いは、イチゴショートにイチゴが無い。若しくは、戦隊ヒーローに赤い人がいない。
清水寺は「嗚呼、京都に来たぜ」という気にさせ、もし行かなかったらそれくらい味気ない京都になってしまう気がします。
そう考えているアタシは、京都に行く度に清水寺だけは欠かさず向かってますので、今更じっくり見て回ることはしませんが、挨拶しに行くつもりでさっと行って参りました。やっぱりいいですね。人混みがすごいけど。
寺そのものや歴史的背景にはあまり関心がありませんが、周りの景色やお店の豊富さはアタシの満足感を満たすには十分です。紅葉がまた綺麗でしたね。まだちょっと早かったけど。
清水寺からお店を覗きながら二年坂・三年坂を抜けると高台寺があります。
豊臣秀吉とその正妻・高台院(「ねね」とか「おね」とか呼ばれている人)縁の寺院だけあってとても解り易いです。
ここは庭園が抜群ですね。またしても紅葉が綺麗。まだちょっと早かったけど。
清水寺からすぐなのに、何故か今までお邪魔したことがなくて、勿体無いことをしておりました。
雨が降っていなければ、よりよかっただろうと期待させられます。
やや離れて天龍寺。ここの庭園もよかった。
有名なのは雲龍図。何処から見ても天井に描かれた巨大な龍が睨んでいるように見えるアレです。
このサイズなのに、鱗1枚1枚にまで丁寧に描写されており、これは一見の価値あり。と言いたいのですが、この絵は離れにありまして、メイン(参拝料金500円)とは別に観賞料金500円を納めねばなりません。これは正直高いと思ってしまいます。
正面は多くの店が賑わい、活気がある一方で、裏に回ると静けさを感じる竹林道。近所には小さな寺院が盛沢山。
寺回りをするもよし。買い物するもよし。目的もなくぶらぶらするもよし。ここは散策コースにもってこいですね。
この時は、奇跡的な晴れ間が覗いていて、調子に乗ってズンズン歩みを進めていたら、案の定筋肉痛でそれ以降何をするにも脚が辛かった。
今のところ、アタシの京都の寺TOP3は清水寺・高台寺・天龍寺です。気のせいでなければ。
その他、
龍安寺(石庭が有名。周りにはこれと言って無し)
南禅寺(ホテルから1番近いのに最後の最後で行ってみた。臨済宗南禅寺派大本山だけあって色々でかい)
金閣寺(前回行ったのでもういいかとも思ったけど、龍安寺に行ったついでと、とても好きな和菓子があるんだ)
銀閣寺(肝心の観音殿は入院中だったけど、散策し甲斐は金閣寺よりあるかも)
八坂神社(祇園・錦市場へ買い物に行ったついでに。ここの狛犬はかっこいい)
三十三間堂(嫌がらせかと思うくらい仏像がいっぱいある。風神・雷神・阿修羅なんてよく聞く名前の人もいるよ)
なんかにお邪魔して、たぶん京都で有名なスポットはこれでほぼ回れたんじゃないかと満足しております。
心配していた、クレジットカードの利用可能率は他所とあまり変わらないみたいでしたね。
聞いていたほど現金社会ではなかったのか、海外からの旅行客も多いだろうから、いつまでもカード使えませんじゃ商売にならないと思ったのか判りませんが、現金の出番はお寺や駐車料金くらいのものでした。
残念なのはごはんが今一つなんですよね、京都って。パッと思い付くところでは、湯豆腐とか湯葉。懐石料理も苦手だし。アタシには合いませんね。
遠出すると、その土地に相応しい食事を何かしら食べたいと思い、そうしてきたつもりでしたが、京都だけは毎回無難なものに落ち着いている気がします。今回もほぼホテルで済ましてしまいました。
そんな中、食べ物で最も気になったのは『焼肉小倉優子』です。
主に京都・大阪・兵庫に店舗を持つ焼肉チェーン店らしいのですが、全然知らなかったのでなかなか衝撃的でした。
結局行きませんでしたけど、後で調べてみると湯のみもお箸も見事にゆうこりんだそうです。入るのに勇気が要りそうですね。