写真をご覧下さいませ。平久保埼でございます。
ご覧の通り、石垣島最北端です。たいへん見晴らしのいいところで、石垣島が誇る絶景スポットの中でも屈指のポイント。
なのでしょうが、生憎この日は元々よくなかった天気が更に悪くなり、雲は厚くなる一方、雨に降られないだけマシとも思える天気だったため、その絶景具合をお伝えするには厳しい写真になっております。(ちなみにこの数時間後にかなり強めの雨に降られました。最終日でよかった)
肉眼ではもう何割かは綺麗に映ったんですが、潔く諦めて最北端だけ強調することにしました。
石垣は南部が賑わっていますのです。繁華街も南。空港も南。港も南。
それに引き替え、この北部はとっても静かで、はっきり言うと何もありません。
ぽつぽつとこういった絶景スポットはあるのですが、人がわんさか集まる場所はほぼ皆無です。
そんな中で、お店に向かってカメラを構える観光客らしき人たちが固まっているのが目に映りました。
この周辺では珍しい光景です。写真好きなら路肩に車を停めて、バシャバシャとやりたくなる美しい景色の宝庫なんですけど。
で、何かと思ったら島田紳助氏の喫茶店がここにあったんですね。島内の何処かにあるとだけ聞いてたんですが、こんな物静かな場所で開いているとは。
空港から車で1時間弱ってところでしょうか。平久保埼へ向かう道にございます。平久保埼かこの店目当てでなければ、観光客は通らないような立地です。仮に通っても知らないと通り過ぎちゃいそうですね。
立ち寄ってみなかったのでお味の程は分かりませんが、メニューの数は少なめで料金設定はやや高め。メインは石垣(石焼)ビビンバのようです。
どーでもいい話ですけど、アタクシは石焼ビビンバってのが苦手で、ビビンバが食べたい時は石焼きでない方を選んでおります。ユッケ乗ってたら文句なし。
ちなみに、写真の左側に映り込んでいるのが平久保埼灯台です。
ここで何やらお仕事をされている方々がどうしてもフレームに入ってしまうので、灯台は脇役に持っていくことにしました。
石垣島に行って参りました。
とってものんびりできましたが、海に入らんと石垣だけで過ごすのはやや暇を持て余しますね。
想像通りの田舎でございました。
羽田⇒那覇⇒石垣
と2度飛行機に乗って、飛行機だけでも5時間近く掛けて石垣入り。ちょっとした海外旅行ですね。
直行便もあるのですが、数が少ない上、朝が早いためにダラダラ行きたい人には不向きです。
気温は早くも夏日となってた最近の関東と同じくらいと、何とも期待外れ。
ただ、石垣は夜もそれなりに暖かく、朝から夜まで半袖でもいけそうです。
残念なことに滞在期間中、ほぼ曇り空。
たまに晴れたり雨が降ってきたりで、あまり恵まれた天気とはなりませんでした。
石垣は空港や港がある市街地から離れると、途端に何もなくなります。ちなみに、宮古もそんな感じ。
海、山、畑、牧場と民家、たまに大きめの建物が現れますけど、観光スポットになっているのはほぼ海なので、服を着たまま遊ぶところは無いに等しいです。
本島では買い物なり首里城なり水族館なり、海に入らずともできることは多いのですが、離島では余程海好きか、のんびり過ごすことを覚悟していないとヒマでヒマで厳しいかもしれません。
石垣港からは西表島や竹富島など、各離島へ行くことが可能です。
この島巡りが石垣での遊びの1つと言えます。んが、今回は何処も行きませんでした。
西表にはかなり興味があったんですけど、石垣を車でぐるぐる周っているのも楽しくて港まで行ってやめてしまいました。
なのに、なんで港まで行ったのかと言えば、市街地散策に丁度いい駐車場があったのと、港そのものも見てみたい気になっていたからであります。
元は屋根も壁も無い離島桟橋と呼ばれる橋が、港であり船の発着地点だったらしいのですが、近年になって大きな建物が完成。(桟橋も健在)
ただ、お店などは隅っこに追いやられて、やや少なめのイスだけが置いてある光景は寂しい。スペースの使い方が悪いように感じました。要工夫。
市街地はそれ相応の人や車が確認できますが、その一帯から離れると人気も疎らになり、景色がいいので車で走っているととても快適です。しかも、信号もないので、ブレーキペダルを踏む機会すら少ない。
ここで気を付けたいのが、地元住人の走らせるノロノロな車。制限時速の-10~15キロくらいで転がす車に度々出くわすので、景色ばかりに気を取られていると、瞬く間に車間距離0になってしまいます。
暴走紛いのスピードで走るレンタカーにも困りものですけど、このノロ車も油断できません。
このスピードを市街地でやられたら、嫌がらせにしか思えないでしょう。「スピード落とせ」の看板がそこかしこに置いてありましたが、これ以上落としたら止まってしまいます。
同じ車の少ない広い道でも、北海道の田舎は誰もがそれなりのスピードを出しているのと比べるとなかなか興味深いです。
海は流石に綺麗ですね。これで天気が良かったらと思うと泣けてきます。
これだけ綺麗だとやはりダイビングはしておかないと勿体ないかもしれません。水着さえあれば、泳げなくてもライセンスがなくても潜れてしまうので、あまり難しく考えずにトライしてみて頂きたいです。
とか言いながら、今回は遠慮してしまいました。あ、そうそう。どうしても水が怖いなら、グラスボートという船に乗りながら海中が覗けるボートがあるので、こちらもお勧めです。
そして、今回最大の目的と言っても過言ではない石垣牛。滞在中毎日何かしらの石垣牛を食べていました。
石垣牛は数あるブランド牛の中でも特殊な位置にあり、何が特殊なんだと言えば、実は多くのブランド牛は石垣生まれなのですよ。
全国、特に九州のブランド牛は石垣で仔牛を仕入れ、石垣全体で8割の仔牛たちは他県に渡り、各地のブランド名が新たに与えられているらしいのです。
それには牛の美味さが大きさに関係するところから石垣に注目される所以になっているそうな。
冬も暖かい石垣では食べ物も豊富で、大食らいの牛がよく育つ。そしたら胃袋も大きくなり、体も大きくなり、美味い肉になる。
つまり、仔牛の時代だけでもいい環境においてあるのが他県のブランド牛で、生まれから成熟するまでその環境に置き続けたのが石垣牛と言えるのです。
こんな最上の待遇で育った牛が不味いはずがありません。
事実、たいへん美味しゅうございました。塩でいけます。見た目からしてとても美しく、赤身と脂のバランスが完璧です。こんな綺麗なサシを実物で(たぶん)初めて見ました。最早、芸術の域。
と言うくらい、美しい。アタシが異常な趣味を持っていたなら、写真に撮って部屋に飾っていたことでしょう。
色んなとこに持って行かれるので、その数も希少なのかと察せられるのですけど、島中に「石垣牛○○」という文字が見受けられます。
悲しいことですが、その何割かは偽称もあるのではないかと疑わずにはおれません。石垣牛認定マークがあるので、お店に入る前にそれをご確認の上ご賞味下さいませ。
でも、何処も美味かったなぁ。
来月、前々から行きたいと思っていた石垣島に行きます。
幸か不幸かどーんとヒマができてしまい、ここは旅立つ他なしとの結論に至ったものの、当初は車で数時間程度で行ける範囲で1泊できれば満足するつもりでした。
しかし、あまり魅力的な候補地が見付からず、北海道から沖縄まで範囲を広げた結果、やっぱり国内で今一番行ってみたい石垣島よね、という流れです。
お世話になるホテルは、最後の最後まではいむるぶしと迷ったんですが、今回は軽井沢倶楽部ホテル石垣島に決定。
「はいむるぶし」とは石垣島から定期船で30分くらいのところにある小浜島(西表島の近く)のホテルです。沖縄好きには名の知れたホテルだそうですけど、ここを猛プッシュする知り合いがいまして、この人の話とホームページなどから、これは一度是非にと考えておりました。
小浜島は楽園と呼ぶに相応しい青い海と自然が満ち溢れる島ですが、観光客にとっては何もありません。恐らく、食事や遊びはホテル内の設備に任されることになります。
でも、そのホテルの敷地が阿呆みたいに広くて、充実した施設を備えるアイランドリゾートホテル。ここで1週間くらい過ごしたという知り合いは、帰った後しばらく魂が抜け落ちたことでしょう。
想像するに、石垣もそれに近いことが言えそうですけど、観光地やお店の多さは断然こちらです。
軽井沢倶楽部ホテル石垣島も、規模は小さいながら設備は必要十分。全室スイートで部屋の広さははいむるぶしにも劣りません。
何より、本島・宮古を制して、次は石垣という思いを捨てられませんでした。
この時期とは言え、羽田からは距離があり、乗り換えもあるためか、お安いとは言い難いお値段でしたが、いくら出しても時間は買えません。
と胸に刻み、のんびりしてきたいと思います。