ザ・ビーチタワー沖縄というホテルがどうしても気になり、ラグナガーデンホテルを捨ててこちらにしてしまいました。
HPがリゾートホテルとはかけ離れた作りで、もう一つ踏み切り難いところがあったのですが、よくよく見るとあらゆる点でラグナを上回ってるんですな。
・部屋が広い
エグゼクティブツインで46平米。ラグナの新館ツインも似たような広さだけど、空間の使い方が上手いのか、写真だけならビーチタワーの方が広々して見えるから不思議だ。
正直なところ、旅行会社のプランが曖昧でホントにこの部屋に通されるのか確信が持てないけど、パンフでスタンダードがこの部屋と紹介されている訳だから、これ以下はないだろう。という切なる願い。
ちなみにこの部屋以下だと、ガクンと下がって24平米そこそことビジネスホテル並みになってしまうので、どうにかしてもらいたいという気がすごくする。
・アメリカンビレッジが超近い
ラグナも車で10分程度と健闘していたが、こちらはアメリカンビレッジ内にあるので比べようがない。
またしても正直なところ、アメリカンビレッジがどんなところなのかよく分かってないんだけど、買う・遊ぶ・食べるの三拍子が揃っていることは理解したぜ。
ホテル自体の施設はラグナに軍配が上がるようだが、徒歩圏内でこれといった目玉がないことで、ビーチタワーが大きく引き離したと言える。
ゆっくりするのが目的とは言え、いずれ必ずやってくるヒマな時間(どうもアタシは何もしない時間が苦手)には慎重過ぎるくらいの対策を整えておく必要があると過去の事例で思い知った。こればかりは賑やかな市街地でもない限り、いくらホテルや旅館がいいところでもダメらしい。
・口コミの評判が非常によろしい
価値観が違って当たり前の見ず知らずの他人が付けた評価なので、参考程度にと思いながらも多少は目を通すようにしているんだけど、ビーチタワーの評判は気持ち悪いほどの称賛の嵐。
特に目立つのが予定していた部屋より格上の部屋に通されたという話。よくある話ではあるけど、あまりにも多いのでホテル側の管理能力を疑いたくなる。しかし、良くなるならそのずぼらさは大歓迎である。
客室タイプを見ると長期滞在の客を意識してかスイートの部屋が多いので、ノーマルの部屋で手違いがあったら広くなるしかないんでしょうな。
それ以外でも全体的に評価が高いのも確かで、ここでも不安らしい不安は見付からない。
・安い
ラグナと比べ、合計金額が2万安い。
楽しむ為なら金額など取るに足らない問題だと言い切りたいところだが、ラグナプランで組んだら当初の予算をややオーバー気味だったので、2万はそれなりに魅力だったりする。
あっさりビーチタワーに寝返ったつもりはありませんけど、上に挙げた条件とラグナでの幾つかの不満を思えば、致し方ない結論であると思いませんか。
ゆっくりするのであれば、ラグナの方がその目的に即したホテルである気は今でもするのですが、ラグナは良くも悪くも普通のホテルにしか思えなかったのも本当で、似たような予算、似たようなランクのホテル、似たような立地で、少しでも面白そうな選択をするのは自然です。
と思います。
どうか24平米だけは勘弁して下さいと祈りながら、でもまだずいぶん先の話なんだよなと我に返るのです。
ここ1ヵ月くらいでまた小説を読み始めました。
丁度1年前も似たような状況にあった気がするけど、なんでやめちゃったかなぁ、と疑問でしたが、何となく答えが読めた。読みたい本がなくなったのだ。そして、今も近しい状況にあります。
それでしばらく疎遠になると、その間に贔屓にしてる小説家さんの新作が出てたり、好きだった小説の続編があったりして再びハマる。
ってな感じのサイクルができつつあるのではと想像してます。
だいたい未開の作家さんの作品は平積みされているところから発掘することが多いので、行く本屋さん次第で好きな作家リストが更新されるのは楽しいような効率が悪いようなそんな気持ちです。
お店によっては世間の評価をある程度無視してでもおすすめしてくれるところもありまして、こういう本を愛しているお店で是非とも買い物したいという気にさせますよね。
最近ハマったのは、サウスバウンドという去年映画にもなった小説で、東京から沖縄の西表島へ移住するお話です。
次の旅行はどうしようか迷っていたときに読んでまして、沖縄行きを決定付けた、とまでは言いませんが、やっぱ沖縄いいよねと沖縄行きを決定付けた小説でもあります。
沖縄への移住をだらだらとすすめようともくどくどと反対しようともせずに、単純にお話として面白くて、映画(まだ見てないけどいずれレンタルしたいな)の配役が豊川悦司や天海祐希でして、これが役に上手いことハマってそうな期待を持たせる珍しい作品です。
映画のCMで知ったこともありますが、いいキャストを持ってきたんじゃないかって思いますよ。メイン以外のところでは、新垣巡査-松山ケンイチは絶妙。読んでいる間中、新垣巡査は松山ケンイチ以外のイメージができなかった。
ただ、映画の内容にはあまり大きな期待はできません。
小説では「国など要らない」と吐き捨てる破天荒な父親に振り回される、ちょっと気の毒な小学生の息子の目線から語られていたのでよかったけど、映画はその父親が主人公らしいので、変にヒーロー化されてたら萎えるかもな。という気がとてもします。この父親を中心にして描くことがそもそも駄作への黄色信号だと思う。
小説はいつも通り文庫で読みましたが、上下巻に分かれる長さ(分ける絶対的な必要はないページ数だけど1部と2部で話を分けたかったのかな)でありながら、読み終えるのはとても早かった。
こういう小説に出会ったときがたまりませんよ。しかしまぁ、1冊数百円でこれだけ楽しめるなら安い趣味になるよなぁ。
人生3度目の沖縄に行くよー。
冬に。年末に。
誰も好き好んで値段高めの年末に行きたくはないのですが、確実に時間が取れると確信が持てるのは年末しかなく、旅行会社の金額設定に怖気付いてばかりでは、勤め人など何十年待ったって旅行なんぞに行けません。
と自分で自分を鼓舞して決に至りました。
冬に行くこと自体はそれほど悲観しておらず、むしろGW・お盆と並んで最も予約獲得争奪戦が繰り広げられる年末年始に余裕で予約確定をもらえるのはありがたいとさえ思う。
実際冬に行った人の話などを聞いても、海水浴ができないこと以外にマイナス面はないに等しい印象を受けてましたし、過ごし易い気温の中で沖縄の地を踏めるのだと好意的に受け止めています。
それに行くのは本島で、元より海で遊ぶ予定はないので(夏だったら張り切って水中ダイブしたろうけど)海は視覚的に楽しめれば十分なのです。
綺麗な海が見たいとは、日頃から切望しておりまして、願わくば海外へと虎視眈々。
国内でそれが叶う海があるのはたぶん沖縄だけ。初めて沖縄の海を目にしたとき、同等クラスの海を海外で見ていながら、世界一綺麗な海はここ沖縄じゃないかと答えを急ぎながらしばし呆ける始末でした。これが海なら房総の海は何だったのかと疑いたくなるほどの圧倒的な自然美は、写真で見て知った気になるのは勿体ない。
本島へは今回で2度目になりますが、前回はそのほとんどを那覇市内で過ごしていたので、今回は北部の方まで足を伸ばす作戦です。
その一方で那覇から離れ過ぎることには多少の抵抗があります。那覇は海を抜きにしても楽しめる街で、アタシはたいへんお気に入り。ここは海外かと錯覚させる異文化溢れる街並みは一日中歩き周っていても飽きがきません。
そんな訳で、ホテルは那覇空港から車で30分のラグナガーデンホテルというところにしてみました。
シティホテルの利便性を持つリゾートホテル。
との謳い文句だけど、悪く言えば中途半端な立地です。でも、レンタカーをオプションで付けたので、那覇へ行くのはわけないし、アメリカンビレッジも近い。
その上、ホテルの設備は十分で、全室オーシャンビュー。新館にある部屋は40平米超えと十分な広さ。徒歩圏内には目ぼしいものがないらしく、更に近くの海がイマイチっぽいので夏に海で遊ぶことを目的に選ぶことは避けるだろうけど、のんびり過ごしたい今回に限って言えば間違った選択ではないと期待しています。
あまりにもあっさり予約が取れてしまいましたが、冬の沖縄の不人気加減は那覇空港行きの空席状況を見ても一目瞭然です。
同じ時期に多くの便が満員御礼を掲げる中、那覇便だけ(とは言わんけど)空席十分表示。ちょっと憐れみさえ覚える光景です。
だけど、個人的には長期の国内旅行が成立するのは、北海道と沖縄だけだと思っています。と言うのも、沖縄の魅力が綺麗な海だけではないと確信しているからなのですよ。
だからきっと、冬でも沖縄は我々を温かく迎えてくれる・・・はず。