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とある人生の一端
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茨城にある月待の滝と袋田の滝に行って参りました。
この2つの滝を見るには、高速を降りてしばらく一般道を走らにゃ行けませんが、とてものどかで緩やかな山道でストレスなく走ることができます。

月待の滝は隣接するそば屋目当てだったのですけど、同行者なんぞは滝の方がお気に入りのようで、駐車場(そば屋のかな?)から徒歩数分の距離という行き易い点など、手軽に立ち寄れるスポットとしておススメできそう。

近くでバーベキューかキャンプをしてるファミリー集団がおりまして、子供たちが川で水遊び。そんな子供たちが急接近しても安心して見ていられるくらい危険度の低そうな滝です。
コンパクトで派手さはありませんが、裏側に入り込むことができたり、直接流れ落ちる水に触れることができる距離感など、庶民派で優しい滝でした。

そば屋では2階のテラス席からこの滝を眺めながら、極めて優雅な食事を楽しめます。
そばはコシが強く、喉越しもよく、上質なそばであることは伝わってきましたが、一人前の量が少ないため、空腹状態なら2~3枚は欲しくなります。(アタシはSAで食べた後だったので丁度よかったけど)
また、今回は注文から15~20分ほどでありつけましたが、紅葉のシーズンなどは1時間単位で待たされることもあるらしく、注意と覚悟が必要です。
RIMG0231.JPG








次いで、袋田の滝。こちらは日本三名瀑とやらの1つに数えられております。(ちなみに他の2つは華厳の滝と那智の滝らしい)
月待の滝と比べるとスケールは10倍を優に超えそうなThe 滝です。

ですが、有料駐車場で500円、有料トンネルで1人300円は高いと思ってしまいます。
300円のトンネルを通って行った先の観瀑台より、無料コースの吊り橋付近の方が良く見えてしまったのが、300円分特にそう思わせる。

迫力は確かにあるけど、三名瀑に入る程かというとちょっと疑問。(三名瀑は百歩譲っていいとしても、日本の滝百選の人気投票で1位だったというのは素人のアタシには理解の外だ)
しかし、春夏秋冬に1度ずつ訪れて初めて良さが解ると言い張る人もいるそうなので、ここで結論を急いではいけないのかもしれません。

袋田の滝の近所には生瀬の滝という第三の滝もございます。が、この滝を簡単に見られると思ってはいけません。
ハイキングコースとは名ばかりの急勾配の階段がおおよそ400段。斜面に細かく刻まれた階段は、この数字以上に厳しいと思って頂きたい。
キツイし、暑いし、脚が痛いし、汗が止まらない。その場でしゃがみ込んで泣きたくなりました。

このハイキングコースに足を踏み入れた理由は別にあったのですが、それも途中で諦め、せめて滝だけでもと見てきましたよ。(滝の展望台はコースの中間地点に過ぎないらしい)
が、呆れるほどハイスピードで登り進める同行者にオーバーペースで合わせたのが更に悪かったのか、展望台に辿り着く頃には息も絶え絶えで、滝どころではありませんでした。
他に観光客らしき人が何人か登っていらっしゃいましたが、どうやら1人残らず展望台の前に断念された模様です。

これほど厳しい戦いになることなど予想だにしていなかった故の油断と驕りとオーバーペースが、実際の実力とは遠い結果になってしまったと信じたいですが、あまりの無様な醜態をさらし、自分が悲しくなりました。

どうにか薄い記憶を頼りに生瀬の滝を思い出してみますけど、枝葉に囲まれ過ぎてよく見えない、ことくらいしか思い出せません。余程の滝好きか、体力バカ以外、目指してはいけない滝です。
しかし、冷静になってみると、暑いのが死ぬほど嫌いで、歩き回った後で既に疲れていなければ、そして自分のペースを守っていれば、実はそれ程でもないのかもしれません。尤も今となっては知りようも、改めて試す気もありません。

下りは下りでまた脚が粉々になるかと思うほどの痛みとの戦いです。
後日筋肉痛に悩まされ続けたことは言うまでもありませんね。

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