今度はよこはま動物園ズーラシア。
日本の動物園のガイドブックを手に入れまして、それを眺めていたら行ける範囲でガンガン行ってみたいなという気になり、いつまで続くか分かりませんが只今動物園巡り中です。
こちらは比較的新しいだけあって、動物園とテーマパークと公園を合わせたような遊び心のある動物園ですね。
ここも解放的な展示スペースも多くて嬉しい。今や四方を檻や柵で囲まれたとこに、動物を押し込む方が珍しいのでしょうか。アタシのイメージする動物園像が古過ぎる気がしてきました。
多摩動物公園とは被らない範囲で、また幾つかご紹介しましょう。
前回、写真をアップするだけでもしんどかったので、今回は控え目に。
マレーバク。
珍妙な模様ですが、夜のジャングルでは身を隠すのに効果的なんだそうです。
甲高い、綺麗な鳴き声でしたね。
スマトラトラ。
アムールトラが最大のトラであるのに対し、こちらは最小のトラです。
今回はこんな感じでお休み中の動物や、何処に居るのか見付けられなかったケースが多かった。
お休みなのは仕方ありませんし、こういう不運は覚悟の上でしたが、見付けられないのは悔しかった。
特にオセロットを見られなかったのが残念。ヒョウに似たネコ科動物なんですけど、トラに勝るとも劣らない美しさなのですよ。
トラとヒョウとチーターの模様を何割かずつ足したら出来上がりそうな感じ?
もっとも、そのせいで乱獲され、数を減らしてしまった動物でもあるのですが。
インドライオン。アフリカライオンと比べて、小柄であったり、毛色が薄かったりといった違いがあります。
生息の現状として、アフリカライオンも決して油断ならないのですけど、こちらは更に危険視されていまして、その数は300頭ほどと言われているそうです。
この日は残念ながら、オスは体調不良で出場を見合わせていました。
ゴールデンターキン。
毛色がゴールドなターキンです。
写真では間抜けそうな顔を見せていますが、中国ではジャイアントパンダと同等の扱いを受け、手厚く保護されているそうです。
ヘビ。・・・名前が分からん。
バードウォッチングエリアで見掛けたのですが、まさかヘビまで居るとは思わなかったので驚きました。
写真のこいつとは別のヤツがエリアの入口に居たのをアタシは全く気付かなくて、ニコニコ顔の飼育員さんに指摘されて初めて気付いてまあビックリ。
もうちょいヘビ側を歩いていたら、思いっ切り踏んじゃってかわいそうなことをしてしまうところでしたぜ。
親戚にニョロニョロしてたら、それがウナギでもダメ(勿論うな重も食えない)という人間がいるのですが、それくらいのヘビ嫌いだったら半狂乱に陥るんじゃないかな。
アタシも爬虫類が大好きという訳ではないですが、少し離れて見る分には大歓迎です。愛らしい顔してますよね。
ちなみに、同居している鳥は平然とヘビの横を歩いていました。
テングザル。
特徴は天狗を彷彿とさせる鼻。
写真はたぶんメス。オスの鼻はもっと大型になります。
ツシマヤマネコ。
名前の通り、対馬に住んでいるヤマネコです。
日本に居るネコは我々にとって一般的なイエネコを除くと、ツシマヤマネコとイリオモテヤマネコだけ。
ニホンザル。
日本人にとってはお馴染みのサルですね。子供がキュートです。
この親は何をやってるんですかね。巨大ストローにしているように見えますが。
ヤブイヌ。
タヌキと共に、最も原種的なイヌ科動物と考えられています。
5~6頭の小っこいのがちょろちょろと元気に走り回っていて、とてもかわいかったです。
オカピ。
ジャイアントパンダ、コビトカバと共に、世界三大珍獣と呼ばれている動物。
ズーラシアの看板娘的存在ですね。
身体の一部にシマウマのような模様を持っていますが、キリンの仲間なんだそうです。
頭には小振りの2本角があって、キリン首を短くしたら、シルエットはかなり近いような気がします。
アカカワイノシシ。
こいつは知りませんでした。写真ですら見た記憶がありません。
よって紹介しようがないのですけど『もののけ姫』に出てきそうですね。
やっぱ写真が多いと華やかになるけど、色々やることが多くて疲れるな。
初めてか、何度目か、分かりませんが、多摩動物公園に行ってきました。
上野動物園とごっちゃになってるな。上野は何度か行ったことがあるって覚えてるんだけど、多摩はどうだったかな。1回くらいは行ってると思うのですが。
どちらにしろ覚えていないのなら、初めてのつもりで楽しんできました。
専用の駐車場がないことにやや舌打ち気味でしたが、満足度はとても高いですよ。
まず広いことに驚いた。こんなに広いんだ。昼前に到着して、それから閉園近くまでいましたが、全てを周ることはできませんでしたよ。
坂も多くて、終盤は足の疲労が凄かった。
敷地も広いが、飼育スペースも広い。
伊豆アニマルキングダムのウォーキングサファリを先に見てしまったので、インパクトはやや薄いですけど、順番が逆ならもっとキャーキャー騒いでいたと思います。
当然のように、動物の種類も数も豊富です。
いくつか簡単にご紹介致しましょう。
まずは、キリン、グレビーシマウマ、シロオリックス。
仲良くできると判断された動物たちでしょう。同じスペースで飼育されていました。
なお、シロオリックスは国際自然保護連合のレッドリストで「野生下絶滅種」に類する動物で、生存している固体は飼育されているのみしかいません。
そんな中、国内で初めて繁殖に成功したのが多摩動物公園なんだそうです。
アフリカゾウ。
丸太と言っていい太さの木の枝を鼻で上手に操っていました。
アジアゾウとの見分け方は、耳と鼻先、背中などに違いが見受けられます。身体のサイズもアフリカゾウの方が大きいです。
ライオン。
20頭くらい居ましたよ。ここはライオンバスに乗ることで、間近で彼らを観察することができます。
アタシが大好きなチーター。ガラス張りの飼育小屋の隣で、動物園としては広大な敷地をとことこ歩くチーターがいました。感動。
アニマルキングダムのように走り回ってはくれなかったけど、こんなに待遇のいい動物園のチーターを初めて見ましたよ。いいぞ多摩動物公園。
恐らく、ガラス張りの方がメスで、草原に居たのがオス、かな。
説明によると、年中オスメス一緒に居させると繁殖期に上手く仲良くしてもらえないそうで、居住地を分けているそうです。
繁殖能力があまり高くないと聞いていますし、非常にデリケートな生き物なんでしょうな。
そう言えば、鳴き声を聞くことができましたよ。
ちょっと違うけど『アンパンマン』のチーズの鳴き声に近い気がします。
サーバル。昔は「サーバルキャット」って呼ばれてたんじゃないかな。
アタシはそう覚えていましたが、動物園の紹介では「サーバル」でしたね。
チンパンジー。
旭山動物園に負けず劣らず、凝ったお家が宛がわれています。
「すげぇ~!」と思ったのが、こちらの人工アリ塚。この中にはジュースが入っていて、チンパンジーたちはアリ塚に空けられた穴に木の枝を通して滲み込ませ、器用にジュースをゲットします。
その際には、枝先を歯で噛んで筆のようにし、より多くのジュースを含ませる為の工作をする匠業まで披露するとか。
間違いなく、アタシより数段賢いな。
コウノトリ。
名前はよく聞くけど、実際に見ることはあんまりない鳥の筆頭じゃないでしょうか。
アタシ自身は、見た記憶がありません。若しくは、それと気付かずにいたのか。
モウコノウマ。漢字では「蒙古野馬」と書く。
品種改良がされていない、数少ない野生馬の1種。ですが、野生では1度絶滅したと伝えられています。
大量に確認されていた時代に、動物園で飼育されていた固体が繁殖に成功し、何とか増やすことができたそうです。
モンゴルでは野生に戻すことにも成功。少しずつその数を増やしているとのことです。
タヌキ。
かわいらしいイメージがありますが、なかなか凛々しい顔をしておられます。
ワシミミズク。ダルマワシと同居していました。
写真では伝わり辛いかと思いますけど、けっこう大きいです。
フクロウ科でこんな大きくなるのがいるんだ。と、ちょっと驚きました。
アタシが知らないだけで、もっと大きいのもいるのかもな。
コアラ。
エミューもカンガルーもそうですが、オーストラリア旅行を思い出して、遠い目になります。
インドサイで~す。
カバかと思ったよ。サイも水中をものともしないんですね。
とても気持ち良さそうで、かわいらしくもあり、サイへの好感度がグンっと上がりました。
スイギュウ。
昔からこの角の形が好きなんですよね。
フリーザの第二形態とか、コルド大王とか・・・。
オランウータン。何だか高尚な感じがします。仙人ってこんな感じ?
チンパンジーと同じような人工アリ塚らしきものがありました。
と言うことは、こちらもアタシより数段上の存在なのか。
ヨーロッパオオカミ。
ご存知の通り、ニホンオオカミは絶滅してしまいました。
人為的な駆除がその理由の1つ。愚かに過ぎると言わざるを得ません。
アムールトラ。
トラで最も大きな種です。つまりネコ科最大。
たいへん美しい動物だと思います。
檻もガラスもないのが嬉しい。
隣でゴツいカメラを構えていたおじいちゃんたちの話を盗み聞きしたところ「上野はそうはいかないし狭いよね」と上野動物園を貶しつつ、多摩動物公園を称えていました。
ハクビシン。ニュース番組などで耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。
一部の地域で農業被害が出ているようです。被害に遭った方も堪らんでしょうが、ハクビシンに物を食うなと言うわけにはいきませんし、人間が一方的に決めたルールを押し付けるのも違うと思います。
身も蓋もないことを言えば、人間が居ない地域が少な過ぎるのよ。
アジアゾウ。
鼻をぶらんぶらんさせて、リズムを取っているようにも見えました。
通りすがりの人が「なんか楽しそう」と言っていましたけど、本当にそうでしたね。
どうもこの子は過去に仲間からイジメを受けていたらしく、そのせいで不安定な時期もあったそうなのですが、現在はイジメっ子から離され、1頭で暮らしているとか。
もし、今を楽しく生きているのなら、喜ばしい限りです。
ユキヒョウ。この方は凄かった。
壁を使った三角飛びから一回転。というダイナミックな技を何度も決めていましたよ。
こんなにアクティブなユキヒョウ、初めて見た。
それを自主的にやって、お客を楽しませてくれるなんて。
ユキヒョウの自給を上げて頂くよう動物園側にお願い申し上げたい。
シフゾウ。漢字にすると「四不像」になります。
角はシカ、蹄はウシ、顔はウマ、尾はロバ、というキメラのような動物です。
シロオリックス同様、絶滅寸前まで追いやられた動物の1種で、自然界ではすでに絶滅。人に飼育されていた子たちを繁殖させてやっとこさ増やすことに成功しました。
絶滅が懸念されているあらゆる動物の中でも特に危険視されている、極めて珍しい動物なのですが、アタシが20分くらいこの子らの前でウロウロしていた限りでは、あまり立ち寄る人はいなかったな。
やっぱりジャイアントパンダみたいなかわいらしさが必要なのかな。あいつらよりレアなんだけどな。
でも、神々しさではシフゾウの圧勝だよね。角がかっこいい。身体は衣替え中であれだけど。
ニホンカモシカ。
「カモシカのような足」で有名なカモシカです。
というのは誤りで、実際は羚羊(レイヨウ)と呼ばれるインパラやオリックスといったウシ科(一部除く)を指しているんだと。
で、カモシカは羚羊には含まれないというのだから、誤解が勝手に広まっちゃったんですねぇ。
カワウソ。
ワタクシ、幼稚園に通っていた頃、演劇でカワウソ役をやったことがあります。
恐ろしいことに、それが主役であったと記憶しています。
クジャク。園内で放し飼いにされていました。
うっとりするほど綺麗です。通りすがりの人が「地デジみたい」と言っていましたけど、本当にそうでしたね。
・・・そうかな?
まぁ、アナログでは語れない美しさではあります。
最後に昆虫園。
「そろそろ帰らないと時間が」というタイミングで、どうしてもここは見たくて、足早にひと回りしてきました。
半分は博物館って感じでしたね。標本も多かったです。
ここはチョウが飛び交っている花園。
最後の最後に、これなーんだ?
と言いたかったけど写真が粗いな。ピントも合ってねぇし、手ぶれしてるし、構図も酷いし、フォローのしようもない。
撮影が難しい条件でした。と言い訳しておきます。
ホタルの幼虫ですよ。これ水中です。
たぶんね、初めて見たかも。成虫を見たかったとは、思わないでもありません。
ってなわけで、とっても楽しいひと時を過ごしてきました。
実際の生息地ごとに分けられているのがいいですね。
先述した駐車場と、レストランで出されたカレーのご飯が軟らか過ぎたこと以外は、感心し切りの動物園でしたよ。
入園料もリーズナブルだし、もっと気軽に行ける距離だったのなら、暇を見付ける度に行っちゃいそう。
いや、近い内にまた行ってもいいな。
全部を見られなかったし、終盤は時間を気にして足も速くなったし、持ってくレンズの選択を誤ったという悔みもある。
今回、生まれて初めて東京に住んでみたいと思いましたよ。
言うまでもなく、日野市内で。
行ったことのある都道府県を塗り潰していくことを目的とした白地図を本屋で見付けました。
(なかなかいい値段だったので、よくは見ませんでしたけど、もしかしたら他に目的があったのかもしれません)
旅行を第一の趣味と公言する者としては、全国制覇は熱烈に目指している訳じゃないけれども、少なからず気に掛かることではあります。
そんなことを考えていたら、これまでどれくらい周ったのだろうと急激に気になり、思い出せる限りで整理してみました。
行ったことがあると言える条件として「自らの足で降り立ち、数時間以上滞在したところ」で、勿論車や電車で通過しただけのとこは除きます。あんまり意味がないかもですけど、離島も除く。
幼少期の記憶がかなり曖昧ですが、不確かな記憶は除外しました。
結果は「30/47都道府県」。
みたいです。
※赤文字が済み
<北海道地方> 北海道
<東北地方> 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県
<関東地方> 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県
<中部地方> 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県
<近畿地方> 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県
<中国地方> 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県
<四国地方> 徳島県 香川県 愛媛県 高知県
<九州地方> 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県
<沖縄地方> 沖縄県
(Wikipedia参照。並びなどに文句がありましたらWikipediaにどうぞ)
意外と少なかったな。
ここは確実に行って来たぜ、と言い切ることができない都道府県が17もあるのか。
地方別に見るとクリアしているのは関東(と、北海道・沖縄)だけですね。
四国はなんと0。それ以外は過半数を満たしているし、割と偏りなく行けている・・・かな。
東北はけっこう行ってるつもりでしたけど、クリアには至ってないのか。或いは、忘れているだけか。
小学生以前の記憶と記録が不十分なのが悔やまれます。ここが完璧に蘇れば、もう幾つかは増えると思うんだけどなー。
期待値より少なかったのががっかりですね。
全都道府県を制覇してはいなくとも、残り10前後のつもりでした。
今後、国内旅行で何処に行くか迷ったら、これを参考材料の1つにしたいと思います。
そして、世界地図でも同じ遊びができる人間になりたいです。