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とある人生の一端
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初めてか、何度目か、分かりませんが、多摩動物公園に行ってきました。
上野動物園とごっちゃになってるな。上野は何度か行ったことがあるって覚えてるんだけど、多摩はどうだったかな。1回くらいは行ってると思うのですが。

どちらにしろ覚えていないのなら、初めてのつもりで楽しんできました。
専用の駐車場がないことにやや舌打ち気味でしたが、満足度はとても高いですよ。

まず広いことに驚いた。こんなに広いんだ。昼前に到着して、それから閉園近くまでいましたが、全てを周ることはできませんでしたよ。
坂も多くて、終盤は足の疲労が凄かった。

敷地も広いが、飼育スペースも広い。
伊豆アニマルキングダムのウォーキングサファリを先に見てしまったので、インパクトはやや薄いですけど、順番が逆ならもっとキャーキャー騒いでいたと思います。

当然のように、動物の種類も数も豊富です。
いくつか簡単にご紹介致しましょう。

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まずは、キリン、グレビーシマウマ、シロオリックス。
仲良くできると判断された動物たちでしょう。同じスペースで飼育されていました。

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なお、シロオリックスは国際自然保護連合のレッドリストで「野生下絶滅種」に類する動物で、生存している固体は飼育されているのみしかいません。
そんな中、国内で初めて繁殖に成功したのが多摩動物公園なんだそうです。

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アフリカゾウ。
丸太と言っていい太さの木の枝を鼻で上手に操っていました。
アジアゾウとの見分け方は、耳と鼻先、背中などに違いが見受けられます。身体のサイズもアフリカゾウの方が大きいです。

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ライオン。
20頭くらい居ましたよ。ここはライオンバスに乗ることで、間近で彼らを観察することができます。

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アタシが大好きなチーター。ガラス張りの飼育小屋の隣で、動物園としては広大な敷地をとことこ歩くチーターがいました。感動。
アニマルキングダムのように走り回ってはくれなかったけど、こんなに待遇のいい動物園のチーターを初めて見ましたよ。いいぞ多摩動物公園。

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恐らく、ガラス張りの方がメスで、草原に居たのがオス、かな。
説明によると、年中オスメス一緒に居させると繁殖期に上手く仲良くしてもらえないそうで、居住地を分けているそうです。
繁殖能力があまり高くないと聞いていますし、非常にデリケートな生き物なんでしょうな。

そう言えば、鳴き声を聞くことができましたよ。
ちょっと違うけど『アンパンマン』のチーズの鳴き声に近い気がします。

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サーバル。昔は「サーバルキャット」って呼ばれてたんじゃないかな。
アタシはそう覚えていましたが、動物園の紹介では「サーバル」でしたね。

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チンパンジー。
旭山動物園に負けず劣らず、凝ったお家が宛がわれています。

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「すげぇ~!」と思ったのが、こちらの人工アリ塚。この中にはジュースが入っていて、チンパンジーたちはアリ塚に空けられた穴に木の枝を通して滲み込ませ、器用にジュースをゲットします。
その際には、枝先を歯で噛んで筆のようにし、より多くのジュースを含ませる為の工作をする匠業まで披露するとか。
間違いなく、アタシより数段賢いな。

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コウノトリ。
名前はよく聞くけど、実際に見ることはあんまりない鳥の筆頭じゃないでしょうか。
アタシ自身は、見た記憶がありません。若しくは、それと気付かずにいたのか。

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モウコノウマ。漢字では「蒙古野馬」と書く。
品種改良がされていない、数少ない野生馬の1種。ですが、野生では1度絶滅したと伝えられています。

大量に確認されていた時代に、動物園で飼育されていた固体が繁殖に成功し、何とか増やすことができたそうです。
モンゴルでは野生に戻すことにも成功。少しずつその数を増やしているとのことです。

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タヌキ。
かわいらしいイメージがありますが、なかなか凛々しい顔をしておられます。

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ワシミミズク。ダルマワシと同居していました。
写真では伝わり辛いかと思いますけど、けっこう大きいです。

フクロウ科でこんな大きくなるのがいるんだ。と、ちょっと驚きました。
アタシが知らないだけで、もっと大きいのもいるのかもな。

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トナカイ。
勿論、鼻は真っ赤ではありません。

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エミュー。
心なしか、少し笑っているように見えます。

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アカカンガルー。
この姿勢、けっこう好きです。

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コアラ。
エミューもカンガルーもそうですが、オーストラリア旅行を思い出して、遠い目になります。

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だーれだ?

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インドサイで~す。
カバかと思ったよ。サイも水中をものともしないんですね。
とても気持ち良さそうで、かわいらしくもあり、サイへの好感度がグンっと上がりました。

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スイギュウ。
昔からこの角の形が好きなんですよね。
フリーザの第二形態とか、コルド大王とか・・・。

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ワライカワセミ。
ぷっくりしてて、とてもかわいいです。

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オランウータン。何だか高尚な感じがします。仙人ってこんな感じ?
チンパンジーと同じような人工アリ塚らしきものがありました。
と言うことは、こちらもアタシより数段上の存在なのか。

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ヨーロッパオオカミ。
ご存知の通り、ニホンオオカミは絶滅してしまいました。
人為的な駆除がその理由の1つ。愚かに過ぎると言わざるを得ません。

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アムールトラ。
トラで最も大きな種です。つまりネコ科最大。
たいへん美しい動物だと思います。

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檻もガラスもないのが嬉しい。
隣でゴツいカメラを構えていたおじいちゃんたちの話を盗み聞きしたところ「上野はそうはいかないし狭いよね」と上野動物園を貶しつつ、多摩動物公園を称えていました。

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ハクビシン。ニュース番組などで耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。
一部の地域で農業被害が出ているようです。被害に遭った方も堪らんでしょうが、ハクビシンに物を食うなと言うわけにはいきませんし、人間が一方的に決めたルールを押し付けるのも違うと思います。
身も蓋もないことを言えば、人間が居ない地域が少な過ぎるのよ。

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アジアゾウ。
鼻をぶらんぶらんさせて、リズムを取っているようにも見えました。
通りすがりの人が「なんか楽しそう」と言っていましたけど、本当にそうでしたね。

どうもこの子は過去に仲間からイジメを受けていたらしく、そのせいで不安定な時期もあったそうなのですが、現在はイジメっ子から離され、1頭で暮らしているとか。
もし、今を楽しく生きているのなら、喜ばしい限りです。

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ユキヒョウ。この方は凄かった。
壁を使った三角飛びから一回転。というダイナミックな技を何度も決めていましたよ。
こんなにアクティブなユキヒョウ、初めて見た。

それを自主的にやって、お客を楽しませてくれるなんて。
ユキヒョウの自給を上げて頂くよう動物園側にお願い申し上げたい。

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シフゾウ。漢字にすると「四不像」になります。
角はシカ、蹄はウシ、顔はウマ、尾はロバ、というキメラのような動物です。

シロオリックス同様、絶滅寸前まで追いやられた動物の1種で、自然界ではすでに絶滅。人に飼育されていた子たちを繁殖させてやっとこさ増やすことに成功しました。
絶滅が懸念されているあらゆる動物の中でも特に危険視されている、極めて珍しい動物なのですが、アタシが20分くらいこの子らの前でウロウロしていた限りでは、あまり立ち寄る人はいなかったな。

やっぱりジャイアントパンダみたいなかわいらしさが必要なのかな。あいつらよりレアなんだけどな。
でも、神々しさではシフゾウの圧勝だよね。角がかっこいい。身体は衣替え中であれだけど。

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ニホンカモシカ。
「カモシカのような足」で有名なカモシカです。
というのは誤りで、実際は羚羊(レイヨウ)と呼ばれるインパラやオリックスといったウシ科(一部除く)を指しているんだと。
で、カモシカは羚羊には含まれないというのだから、誤解が勝手に広まっちゃったんですねぇ。

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カワウソ。
ワタクシ、幼稚園に通っていた頃、演劇でカワウソ役をやったことがあります。
恐ろしいことに、それが主役であったと記憶しています。

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クジャク。園内で放し飼いにされていました。
うっとりするほど綺麗です。通りすがりの人が「地デジみたい」と言っていましたけど、本当にそうでしたね。

・・・そうかな?
まぁ、アナログでは語れない美しさではあります。

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最後に昆虫園。
「そろそろ帰らないと時間が」というタイミングで、どうしてもここは見たくて、足早にひと回りしてきました。

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半分は博物館って感じでしたね。標本も多かったです。
ここはチョウが飛び交っている花園。

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最後の最後に、これなーんだ?
と言いたかったけど写真が粗いな。ピントも合ってねぇし、手ぶれしてるし、構図も酷いし、フォローのしようもない。
撮影が難しい条件でした。と言い訳しておきます。

ホタルの幼虫ですよ。これ水中です。
たぶんね、初めて見たかも。成虫を見たかったとは、思わないでもありません。


ってなわけで、とっても楽しいひと時を過ごしてきました。
実際の生息地ごとに分けられているのがいいですね。

先述した駐車場と、レストランで出されたカレーのご飯が軟らか過ぎたこと以外は、感心し切りの動物園でしたよ。
入園料もリーズナブルだし、もっと気軽に行ける距離だったのなら、暇を見付ける度に行っちゃいそう。

いや、近い内にまた行ってもいいな。
全部を見られなかったし、終盤は時間を気にして足も速くなったし、持ってくレンズの選択を誤ったという悔みもある。

今回、生まれて初めて東京に住んでみたいと思いましたよ。
言うまでもなく、日野市内で。

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