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とある人生の一端
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金沢の兼六園です。日本三名園の1つだよ。
京都で寺より庭園の方に興味があることが判明し、金沢に行った折には是非是非寄ってみたいと考えていました。

期待通り、ぶらぶら散歩に相応しい広大な庭園です。
入園料300円が必要ですが、早朝なら無料開放も行っているので、ホテルが近くて早起きが苦にならないなら、これを狙ってみるのもいいかも。

紅葉にはまだだいぶ早かったのが少々残念かな。(今年の紅葉は異常気象の影響であまり期待できないみたいね)
だけど、十分キレイ。これが赤々と色付いていたら、さぞ美しかろうと容易く想像できます。

こういう庭園の魅力は5年前のアタシなら理解できなかったような気がするな。
旅行に行くと欠かさずカメラを持参しているので、写真を見ればその時々の好みがよく分かります。

過去を遡れば遡るほど、人物や動物だったり、建造物、海や滝、或いはだだっ広い風景など、面白いもの、動きのあるもの、派手なものを撮った写真の割合が圧倒的に多いです。
植物に目を配ることは少なかったし、人の管理が行き届いた庭園などは、シャッターを数回切るだけで、素通り同然だったのでしょう。

カメラを持って歩くことの最大の利点は、ものを見ることに自然と熱意が加わることじゃないかと思っています。
撮影に多少なりともこだわりがあれば、尚のこと構図の選定に力が入るので、ただ、ぶらついているだけでは見逃してしまうような、小さく何気ない面白さに気付くこともしばしば。

PA181735.JPG





しかし、写真を撮ることを終着点にせず、ファインダーを通さない肉眼で見て、肌で感じることを優先して、写真に収めるのは、そのついで。
ということを肝に銘じて、カメラを手に練り歩きたいですね。

飛行機の時間まで2時間も余らせるくらいなら、ここでもっとゆっくりしていけばよかったと、ちょっと後悔。 

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