情けないことに虫相撲大会の惨敗が悔し過ぎて、シリーズ初の2周目に突入してしまいました。
引き継ぎ要素は虫以外にも幾つかあって、1周目よりだいぶ楽にしてくれるようになりましたね。これでオールダイヤメダルも夢じゃない。
のですが、虫相撲で勝てればそれで満足ですので、他はほどほどにサクサク進めていきました。
引き継いだ虫は、オオクワガタ・ヒラタクワガタ・ルリボシカミキリの3匹。
お気に入り具合と高い戦闘能力、何より修行期間の短さに泣いた3匹を選出しました。
流石にこの3匹が最初からいると、普段の虫相撲も負ける気がしません。
もう試合に出せる虫がいないよ~と対戦相手の子供たちが泣き出すまでコテンパンです。
本戦ではレベル15を超える虫がざらにいた子供たちも、8月10日の予備戦では最高でもレベル5。
対してこちらは引き継いだ3匹のレベルは8・13・14、新たにレギュラーに加えたカブトムシがレベル4、ミヤマクワガタはレベル5。勝てない方がおかしい戦力です。
どうやら勝率と相撲虫の出現率は大きく関係しているみたいですね。同じ10日でも2周目は14匹を配下に置くことができました。1周目では考えられない布陣です。
圧倒的な戦力を得た2周目の予備戦は見事にストレート勝ちで優勝。1周目の規定数に満たず不戦敗、とはえらい違いです。よくやったお前たち。
しかし、喜びも束の間、15日前後から普段の試合にレベル30を超えるモンスターが出始めました。
2周目に与えられた試練か、1周目でも勝ちまくると出てくるのか判りませんが、こちらがこんなレベルまで育て上げるのは最速でも3周目以降のはず。ずるいぞ。
しかしオオクワは強かった。自分の倍近いレベルの相手にも危な気なくこれらを討ち取り、26日の個人戦で誰を出そうか迷っていたアタシへの猛烈なアピールを掛けてきました。
引き継ぎ虫を選ぶ際、オオクワと似たような力を持つ(おまけにそこそこ育っていた)カブトを取ろうかと一瞬でも躊躇した自分が恥ずかしいです。彼は出遅れた分を取り返して余りある地力を備えていたんだ。
レベル30は別格でも、後半は引き継ぎ虫でさえも簡単に勝たせてくれなくなりまして、団体・個人本戦が近付くにつれて焦りも禁じ得ません。
団体戦において、引き継ぎ組3匹は負けることが許されない。というちょっと気の毒な願望を持ってしまいます。オオクワには悪いけど、個人戦の優勝より団体戦が欲しい。これ勝てなきゃ2周目やった甲斐がない。(団体戦に優勝すると秘密のルートを教えてくれる約束なのだ)
1周目でミヤマの底がうっすら見えてしまってましたので、ルリボシと同系統にあるシロスジカミキリとメンバーチェンジ。
ルリボシもそうですが、シロスジも多彩な技とスピードを持つ武道派な虫なのですがスタミナに不安があり、その上2回も戦えば体力切れしてしまい(通常5回前後は戦える)なかなか育たない致命的な欠陥を持つ困った子。
引き継ぎ組3匹の誰かが万一落としたら、他2匹に取り戻せるようがんばってもらわねばなりませんので、彼らの育成にも手は抜けません。
決戦の日、主将・オオクワのレベル23を筆頭に、ヒラタ・レベル22、ルリボシ・レベル14、カブト・レベル15、シロスジ・レベル9
という子供たちが有する反則的な戦闘力の虫たちにも引けを取らない戦力が揃いました。と言いたいのですが、やはりシロスジのレベル不足は否めません。大技を習得できなかったのも痛い。
もっと言えば、ルリボシも伸び悩みました。理想は全員がレベル15以上でこの日を迎えたかったのですが。
でももうやるだけのことはやった。今やアタシの目には、PSPの画面に映し出される6本脚の彼らは、剣と盾を持ち鎧を着込んだ雄々しく気高い騎士にしか映りません。
あとは彼らを信じて勝利を祈るのみ。(3周目は絶っっっ対にやりたくない)
初戦は1周目の相手とは違うメンバーです。
先鋒-○ルリボシカミキリ(14) VS カブトムシ♀(18)
次鋒-○ヒラタクワガタ(22) VS オオオサムシ(16)
中堅-○カブトムシ♂(15) VS ハラビロカマキリ(12)
副将-○オオクワガタ(23) VS アオカナブン(15)
大将-×シロスジカミキリ(9) VS マイマイカブリ(13)
シロスジがレベル差に泣きましたが、最早初戦を落とす彼らではありません。
2回戦(準決勝)の相手は主人公のライバル。
先鋒-○ルリボシカミキリ(14) VS ミヤマクワガタ(10)
次鋒-○ヒラタクワガタ(22) VS ミヤマクワガタ(11)
中堅-○カブトムシ♂(15) VS カブトムシ♂(10)
副将-○オオクワガタ(23) VS カブトムシ♂(13)
大将-×シロスジカミキリ(9) VS オオクワガタ(15)
またもやシロスジが敗戦。相手が悪かった。カブトは新人とは思えない強さ。よく育ってくれた。
試合には勝ちましたが、早くもルリボシとシロスジが息切れし始め、決勝戦に不安を残します。
運命の決勝戦。またしても相手はライバル。コイツ1人で2チームも参加させていやがります。卑怯者。
先鋒-○ルリボシカミキリ(14) VS ノコギリクワガタ(15)
次鋒-○ヒラタクワガタ(22) VS アカアシクワガタ(18)
中堅-○カブトムシ♂(15) VS ミヤマクワガタ(14)
副将-○オオクワガタ(23) VS カブトムシ♂(17)
大将-×シロスジカミキリ(9) VS オオクワガタ(16)
やっぱりシロスジが負けた。相手は前回以上の相手でしたが、今回はあとちょっとというところまで追い込んでの敗戦なので、がんばった方でしょう。
それより何より4-1の快勝。みんなよくやった。どうしても欲しかった優勝をかっさらってくれました。やったー。
こうなったら個人戦も優勝して有終の美を夢見てしまいます。
1周目では今一つ輝きが鈍かったヒラタはここにきて本領発揮。大技がバシバシ決まり、全試合圧勝。余程の大物か相性の悪い相手でもない限り安心して見ていられます。
対してオオクワはどんな相手とも互角以上に戦える力と体格を持ち、誰が出てきても怖くないのですが、技を出す気があまり見られません。それでも勝ててしまうのは流石ですが、例えばアタシのヒラタのように大技を連発してくる相手と戦って必ずしも勝てるかどうかは怪しい気がしてきました。
9割方オオクワで決まりかと思いますが、ヒラタの技のキレは捨て難い。う~ん、悩ましい。
ダビスタをちょっと思い出したのですけど、育てるだけ育てて、本番にはこちらはほとんど何もできず、祈るばかりって状況は、自分が戦う以上に熱が入りますね。
それにしても、虫相撲にこんな熱中するとは思わなかった。昔は甲虫が好きだったけど、ゲームで再熱するとは。
さあ、明日は個人戦だ。
結局、個人戦はオオクワで参戦。
技こそ光りませんでしたが、圧倒的な力で相手をねじ伏せ、見事に優勝してくれました。
本当によく戦ってくれたよオオクワ。
一周目は子供たちにとって一大イベントである虫相撲で全くいい成績を残せず、更には盆踊りでも散々で、所詮は都会の軟弱ヤローか、と(たぶん)思われながらエンディングを迎えたにも関わらず、子供たちに熱い見送りをしてくれたのがちょっと不自然に映ってしまいましたけど、今回は胸を張ってお家に帰れそうです。