ニコンの一眼レフ『D7000』購入から約3か月。気が付いたら、レンズは5本になっていました。(ミラーレス機用を除く)
全く興味のない方はこんなに集めて阿呆じゃないかとお思いでしょうけど、5本という数は決して多くはないのですよ(と思います)。むしろ、少ないくらいです(と思います)。
パッと見同じように見えるレンズでも性格が異なり、それぞれメリットとデメリットがあります。
悲しいことに「この1本があれば他は必要ない」と言えるような万能レンズがこの世に存在しないので、得意分野の異なるレンズを複数本揃えておくのが望ましいと言いますか、レンズの数だけ遊べる範囲が広がる道具なんですね。
同じカメラ(ボディ)でもレンズを交換することにより、ガラッと印象を変え、それがまた面白かったりします。
それでも、3か月でこうなったというのはやや急ぎ足な感が否めず、まだ1~2回しか外に持ち出してないのもあることですし、己の行動を律するべきところですが、些少でも日本経済活性化のお手伝いになるのならば本望と開き直る他ありません。
簡単にご説明させて頂きますと、
①高倍率ズームレンズ<18-200mm F3.5-5.6>
約11倍ズームと、広角から望遠まで何でもこなすレンズ。その分、無理をしているところもあり、描写力はやや劣る。
②単焦点レンズ<35mm F1.8>
全くズームができない分、描写力が高く、暗所に強い。この中では最も小さく軽いので、気軽に持って行ける。あらゆるレンズの中でも、描写力が高いのがこのタイプ。これは安価だけど、もっといいヤツは大きく、重く、とても高価。
③望遠ズームレンズ<70-300mm F4-5.6>
遠くのものを大きく写すことに長けているが、広く写すことは苦手。この中では最も大きく重い。
④広角ズームレンズ<12-24mm F4>
広く写すことに長けているが、遠くのものを大きく写すことは苦手。
⑤大口径標準ズームレンズ<17-50mm F2.8>
守備範囲は狭いけど、ズームレンズとしては高い描写力と十分な明るさを誇る。1番のお気に入りで、出動回数も最多。
ってな感じでしょうか。その他、マクロレンズや魚眼レンズなど、一風変わった撮影ができる多種多様なレンズがあります
例えば、荷物を減らしたい旅行なら、あらゆるシーンに対応できる高倍率ズームレンズが最適。風景を撮りたいなら、広角ズームレンズが最適です。
アタシの場合、日帰りのお出掛けや、1泊程度の小旅行ならレンズを1~2本。飛行機移動の長期旅行なら、高倍率ズームレンズと単焦点レンズの2本。
という具合に、目的と荷物の許容量から選んでいます。このレンズ選びは悩ましい半面、ささやかな楽しみでもあるのです。
先の伊豆では、アニマルキングダムに妥協のない戦力で挑みたかったので、単焦点レンズ、望遠ズームレンズ、大口径標準ズームレンズと、レンズだけで約1.5㎏の荷物を持って行く羽目になりました。
全部持ち歩くと数字以上に重く感じますよ。かさ張るので、携行用バッグがそれだけで満腹。車移動でなければ許されませんよ、旅行を愛する者として。でも、チーターを美しく撮りたかったんだ。
とまぁ、レンズ交換式のカメラはボディの設定のみならず、レンズの選択で使用者の意思を反映し易く、自由度の高いカメラでして、それだけ遊び甲斐があるのですよ。
気軽に持ち出せるコンデジも悪くないですけど、道具として楽しめるのはやはり一眼レフやミラーレス機です。
個人的に只今狙い目だと思っているレンズ交換式カメラは、ミラーレス機の『GF1』と『E-PL1s』。
共に旧型ですが、新型に大きく劣ることはありません。カメラが新型でいられる期間はとても短いので、気持ちの面で引っ掛かるものがないなら、最初から旧型を購入されるのもアリかと。
お店にもよりますけど、レンズ付きで3万円台も夢じゃないはず。勿論、新品で。
特に『GF1』はお買い得でして、付属する『20mm F1.7』という単焦点レンズは、本来ならそれだけでも同等の値が付きますし、これがまたとても評価が高いのですよ。(アタシも持ってますし、出番も多いです)
『E-PL1s』は名目上は新型なので、もう少し待てばもっと値下がりするかもしれませんね。
1つ前の『E-PL1』(アタシが持ってるヤツね)も悪くはないのですけど、付いてくるレンズが旧型で、AFがトロくて今一つ。ボディなら旧型でも大いに結構ですが、レンズは常に新型を選ぶべきです。
どちらも描写力や機能・性能は、これまでコンデジしかお使いでなければ、劇的な変化を実感されること請け合い。
少し高価なコンデジに手を出すつもりで、この機会に如何でしょうか。