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とある人生の一端
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コミックのほとんどを古本屋で揃えた『るろうに剣心』の完全版を集めちゃおうと思いました。

当時は余裕も美学も無くて、安くて汚い古本で甘んじておりましたが(しかも何故か3~6巻がすっぽり抜けてる)『DRAGON BALL』も『幽遊白書』もコミック・完全版共に揃えてることだし、同じく少年ジャンプの全盛期を支え、我々を熱狂させたこの名作を放っておくのは不遜の極み。大人の財力をもって今こそ礼を尽くすのだ。

と思ったのも、つい最近1巻から最終巻まで(抜けている巻は古本屋の立ち読みで)読み返してみましたところ、やっぱり面白ぇなと再確認致しまして、未所持のコミックを揃えるだけでは気がおさまらないだろうと、いっそ完全版を一から集めようと決意した今日この頃です。

(読み返してみて、昔は全く関心を示さなかった操や東谷一家が愛くるしく思えたり致しました。そして志々雄の圧倒的な存在感を再認識。これだけインパクトのある敵キャラはフリーザと志々雄以外思い浮かびません)

完全版のカバーを外すと『剣心再筆』というコーナーが顔を出しまして、作中のお馴染みキャラたちの新たなデザインと設定を拝見できるお遊びコーナーがお気に入りで、読者へのサービス精神とデザインへの熱意が窺い知れるとアタシは思うのですがどうでしょう。

この作者は『るろうに剣心』から、現在の『エンバーミング』に至るまで、コミック内で制作秘話を大っぴらにして楽しませてくれるサービスっぷり(自身でも仰ってますが作者泣かせなコーナーだと思います)で、その内容を踏まえた上で作品を読み返すと「こんなに綺麗にまとまってるのに不満があるのか」とか「やっぱりこの辺りは作者も納得していないんだな」と思ったり、また違う楽しみ方がありまして、完全版を揃えてもコミックを処分する(欲しいという友人がいるんです)かどうか迷います。
24冊分の余白ができると、本棚の整理にグッと余裕が出るのですが。ぐむむ。

ちなみに『エンバーミング』はジャンプスクエアで連載中の作品で、アタシは割と最近になって存在を知ったのですが、個人的には『るろうに剣心』に迫る面白さで、こちらもコミックを集め出してしまいました。(また本が増える…)
月刊誌なので発刊もゆったりですし、まだ3巻までしか出ていませんから、未読でしたら是非是非お試し下さいませ。

ただ、少年ジャンプより読者層が高齢ということもあってか、ストーリー展開や描写は『るろうに剣心』のように甘くはありませんので、この辺りは好みが分かれるところだと思われます。

これまで作者が何度となく掲げていた「少年漫画の基本は笑顔とハッピーエンド」に共感しているアタシとしては、悲劇的な結末は歓迎するところではないのですけど、リアルなストーリーという意味では、どんなにいい人だろうと、幸せになってほしいキャラだろうと、朽ちて不思議ない場面で易々と生き長らえるのはどうかと思うので、その点において雑誌を移ったことで本来あるべき結果が描かれているのではないかな、という印象です。

こういう避けては通れない最悪の結末もしっかり描けている少年漫画はそう多くない気がしています。(規制や読者のご機嫌窺いもあるのでしょうけど)
この辺の考えをとある友人に話すと「キミは残酷な話が好きなんだね」とどうも上手く伝わらないのですが、残念なところです。

話がだいぶ逸れました。そんな訳で完全版収集に取り掛かったのですけど、一度に全部買うと色々とひどいことになりますので、騙し騙し数冊ずつ買い求めることに。
取り敢えずのつもりで4~5冊手に入れましたところ、ショッキングな傷がカバーに付いていやがりまして、えらくへこんだという話です。

写真がそれなんですけど、実際はもっと無様です。2㎝くらい破れてるし。裏面にも似たような箇所が。嗚呼。
ビニールが巻いてあったから油断してた。ぐぅ…何たる醜態。

もっと間抜けなのは写真では一見なんら落ち度のない2冊。
これいつ買ったのか思い出せないのですが、既に1冊ずつ所持してました。同じ物2冊買っちまったよ。馬鹿じゃねぇの。と思わざるを得ませんでした。

いきなり出鼻を挫かれたるろうに完全版収集ですが、いつか美しい形で完遂したいところです。置く場所取れるかな。

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