新作を楽しみにしている数少ないシリーズから、今夏も出してくれたよ。
完全な新作ではないのが残念だけど『2(PS2)』、『3(PS3)』、『4(PSP)』とやってきて、最もアタシ好みのシナリオだった『2』をPSPに移植。
しただけではなく、新キャラとイベントを追加して、うぇっへっへなソフトになって帰ってきました。
取説の言葉を借りれば、無目的アドベンチャー。
夏休みの1ヵ月の間に、田舎のおじさん家に預けられた主人公が、身近なイベントを体験したり、虫取りしたり、それを友達と戦わせたり、魚釣りしたり、海で泳いだり、なーんもしなかったりする、まったりゲームです。
ゲームオーバーが無い上、何これわかんなーいとか、何コイツ強過ぎーとか、高い壁にぶつかって先に進めなくて、途中でやめたくなることもまずありません。
99点以下は0点と同じだ。などと思わない限り、誰にでもゴールが待っているのが『ぼくなつ』です。
たぶん、あまりゲームをやらない人の方が楽しめる気がしますね。このゲームは。
PS2版との違いで嬉しいのは、2周目に引き継げる要素ができたことです。
アタシのやり方がダメなんだと言われると何も言えませんが、1周目で虫相撲の制覇は運と根気が必要になります。
それも2周目で既にある程度鍛えた強い虫を連れていけるなら楽々勝てるはず。(4はそうだったんだから今回もそうだよ、きっと)
厄介な昆虫採集や王冠集めもだいぶ楽になるぞ。きっと。
って『4』の記事を読み返してみたら、2周目なんてやりたかねーよって言ってるな。
1度やって免疫ができてしまったか。今はやる前から2周目ありきのつもりでいるよ。
あとはやはり新キャラとの絡みと、イベントに期待したいところ。
『ぼくなつ』の醍醐味はこれですからね。イベントをどれだけ無視してもゴールできるとは言え、これを完遂できるか否かでシナリオのボリュームが決まってきますし、このゲームの満足度は大きく変わってきますでしょう。
気負って取り掛かるべきゲームでは全くないので、気楽にのんびり進めたいと思います。
中断機能が付いたのは大きいかもね。これ今まではしっかり1日分進めないとセーブできませんでしたから、のんびりはできても、気楽にとはいかないところがありましたよ。
1度始めるとなかなか終わらせられない懸念が解消されたのは、このゲーム本来の在り方に迫る進歩になったことでしょう。