7月だぁー。
学生時代の7月になったら夏休みのカウントダウン感覚が抜けなくて、7月というだけで嬉しい気がするのですが、間もなく錯覚だと気付いてたちまち元気がなくなります。
今月から新しい人が職場に参入したのですけど、実はこの人、3ヵ月前に辞めて、アタシに山のような仕事を置いていった人なんです。
「来月に助っ人が来る」と6月に言われた時に「助っ人」という言い方が引っ掛かっていたのですが、この展開はちょっと想像できませんでした。
元々が長い人なので、戦力としては申し分ありませんが、自分としては極めて複雑です。
救いであるはずの仕事のリリースも、難易度『不可能』を『厳しい』にされただけで、キツイことには変わりなく、むしろ『不可能』を押し付けたことで会社側も譲歩があったのか、ある程度の仕事の未消化も許してもらっていたところを「もうやれるでしょ」と言わんばかりに、その猶予も取り上げられそうな雰囲気。
なんだかかえって悪くなった気さえしてきます。
真の新人は期待できないのかなぁ。
遅ればせながら、古畑中学生を見てみました。
古畑ファンとしては、田村正和が演じないばかりかその後継がジャニーズかよそんなもの断じて認めるわけにはいかないまがい物と言わざるを得ない、と思いつつも、結局は見てしまうのは致し方ありません。
と思っていたのですが、すっかり放送日を失念してしまい、ラストシーンの数分をカーナビのテレビで拝見する無残な結果を招き、まぁいずれ再放送かDVDで見られるだろうと割と淡泊に受け止めていました。
しかし、古畑シリーズは家族一丸となってハマった稀有なドラマ。なんと家族が録画していやがった。
デジタルではないものの、カーナビよりは遥かにマシな形で最初から最後まで3日遅れで見ることができたわけです。
オリジナルとは違い、倒叙法で進まず、誰も死なずに、古畑の中学生時代をのんびりと描いています。
語り手は、古畑シリーズお馴染みの向島音吉。ラストの語りだけを聞いて、これは犯人として出てきた誰かだと先走った考えが頭をよぎりましたが、向島かよ。終始穏やかな話でまとめたもんだ。
が、この設定はオリジナルと矛盾していることを古畑ファンなら気付くはず。本来なら、東国原でなくてはいけないのだ。抜かったな三谷幸喜。
思ったほど酷くは感じなかったけど、古畑で三谷作品として見ると、ややお粗末だったかも。いずれは刑事になる古畑で警察は欠かせないと考えてしまったのだと思うけど、警察沙汰になるような事件に無理矢理しちゃったような感は否めません。
最後までもっとほのぼのと流せるような話にしてもよかったじゃないかしら。でも、それじゃ最後の教訓が活きないか。あぁー。う~ん。
ってな感想を持ちました。
やっぱり古畑は刑事でいい大人でどこか大人気なくて部下に今泉さんがいてこそ面白くなるのよ。