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とある人生の一端
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しばらく見てみた『トライアングル』と『VOICE』。

『トライアングル』はもう何話かの前半何十分を見逃し、話の流れを追うどころか興味を失いつつあり、とても危険です。
やっぱり趣味に合わないのか、しっかり見ようという気が起きません。

小説だったら後半200Pくらいを一気読みするんじゃないかって思える推理小説になったかもしれませんが、ドラマだとうっかり流し見して重要なシーンを何度となく逃してさっぱりついていけない。

見逃す⇒興味が失せる⇒更に見逃す
の悪循環に陥っております。

たぶんドラマのせいじゃなくてアタシが最初っからいい加減に見たせいですよ。
たぶんね。

月九の『VOICE』は割とちゃんと見てるつもり。
ノリがやや古い感はありますが、レギュラー陣の雰囲気は嫌いじゃないです。

しかしあの主人公の推理はどうだろう。辻褄は合うけど憶測の域を出ない妄想と言われても文句の言えない代物だと思えて仕方ありません。推理に根拠が足りないのよ。
探偵役が犯人に詰め寄るようなシーンは今のところありませんけど、仮にあったとしたら、この調子ではあっさり言い逃れされそうで心配です。

謎解き云々より人間ドラマを描きたいんでしょうけど、ストーリーに謎と答えを組み込む以上、推理に手を抜いてはいけないと思うのですが。
でないと、死者の思わぬ真実に涙する遺族が、主人公の妄想を信じ込んだ哀れな人たちに見えてしまいます。

と言いつつ見てしまっているので、あまり文句は言えませんけど、役者はなかなかの好演を見せていると思いますし、脚本(推理)の手抜きさえ改善してくれればもっと好意的に見られるはず。
気合い入れてくれ脚本家。

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