夏休みを目前と控えた最後の一週間は、それが例え連休後で普段なら絶望を覚える週初めであっても、気持ちを高揚させます。
こんな晴れ晴れとした月曜日はそうあるものではありません。
と思えていたのは午前中までで、その後は猛暑に対するにはあまりにも貧弱な壊れ掛けのクーラーのおかげで、瞬く間にやる気は失われていきました。
あと4日…。あとたったの4日の辛抱よ。
落雷のため、山梨県全域で停電だそうですが、アタシの地元も停電でした。
ちょうどPCを操って仕事の真っ最中。間もなく復旧したものの、残業時間がやや延長させられたぜ。
事務所にいた人間が揃いも揃って窓の前に集まり、どす黒い空と稲光を見上げる姿はどこか滑稽に見えました。
人間ってほんと無力。
写真は最近食べたご飯とルーのセットになっているレトルトカレー。
この手の食べ物は何度か試したことがあるけど、味もボリュームもかなり不満で、しばらく手を出していなかったのですが、パッケージの印象と気紛れと非常食欲しさにうっかり買ってみました。
けっこう美味いです。ちょっと辛いけど。
具やボリュームはレトルトと値段の前に黙殺するしかないものの、ルーの味はなかなか。
辛いものが苦手で、唯一多少辛くても許せるのがカレーなんですけど、無論限度はあるし、出す店によっては辛けりゃいいと思い込んでいるのか、とてもじゃないけど美味くしようという姿勢が見付からない酷い物体を出すところもあるというのに、こんなレトルトでそれらを軽く凌駕するとは驚きを禁じえません。
ひと月くらい前に、友人に誘われて行ったバーにも激辛のカレーが出てきたんです。
別に激辛と銘打っていたわけではないし、値段も実に良心的だったけど、あのカレーは頂けない。
美味い・不味いで分別するより、食べられる・食べられないで考えてしまう代物でした。
恥ずかしながら、辛みは本来味覚の定義には当てはまらないことを長い間知らなかったのですが、それを聞いて物凄く納得したのを覚えています。
あんなもの味じゃない。
ただ、そのバーのカレーは、ルーは問題外だったけど、具として入っていた豚の角煮はかなり美味しかった。