とてものどかで松島海岸駅から歩いて行くと、しばらくは飲食店とお土産屋と観光地が尽きません。
仙台駅から普通電車で40分ほどなので、交通の便もそう悪くはないでしょう。
実質24時間も滞在していないので確かなところは分かりませんけど、気温はとても涼しい部類に入るはずです。真夏にこんな涼しくていいのかと悩んだほどです。
とは言え、雲は厚く、一夜明けるとかなり強めの雨に降られる始末で、気温など上がりようもないね。
景色は言うまでもなく良し。大まかに表現するとU字型に沿った地形をしているので、海側に窓があれば夜でも建物の灯りが綺麗に照らしてくれます。
ホテルの部屋を海側と山側で選択できるなら、迷うことなく海側にすべし。
主だったホテルには駅から運賃100円の循環バスが出ていますが、気軽に出歩いて遊びに行けるホテルとなると限られてくるように思います。
アタシがお世話になった松島大観荘も、ちょっと長めの坂の上にあるので、外で飲みに、という展開に持って行くには、足が必要になるのがツライですね。
端から端まで回り尽くしたわけではありませんけど、コンビニやそれの代わりとなるお店は見付けられませんでした。部屋で軽く飲もうと思ったり、急に必要となる物が出た場合、泊まったホテルの設備やサービスに期待することになります。
先述の通り、お店と観光地はある程度集中しているので、歩けど歩けど見るものには困りません。渋滞が痛いので車も無理に乗ってくる必要はないでしょう。
夜出歩いていないので実際のところは分かりませんが、深夜営業のお店はほとんどないと思っていいです。土産屋は勿論、飲食店も19時を超えると危ないです。これは典型的な田舎の観光地の特色と言えます。事前に心得ていれば、そう困ることはありません。
取り敢えず、海の幸は食らいましょう。苦手じゃなきゃ牡蠣は特におすすめ。旬に外れたこの季節でこれだけ美味しいなら、年中美味しく食べられるはず。
観光地化された市場が好きで、松島さかな市場という適度なサイズの市場があるんですけど、ここはお土産にも飲食にもおすすめ。
ちょっとマイナーな観光として、オルゴールなど如何でしょう。繁華街の端っこのような場所にぽつんとある小ぢんまりとしたオルゴール博物館ですが、展示物のレベルは高いかと思われます。
100年以上前のオルゴールの音色をスタッフさんが1つ1つ動かして聴かせてくれます。入館料1000円はやや高めに感じますが、オルゴールをかわいい小箱でしか知らない方、オルゴールの世界観が変わること請け合いです。
ちなみに2階建てになっておりまして、1階はオルゴールショップとミニレストランになっています。当然入場無料。入館料が惜しかったら1階だけでもなかなか楽しめます。
3日も4日も居ると飽きちゃうかもですが、1泊するには十分楽しめる内容です。
仙台-松島海岸までに塩釜という寿司屋が多いことで知られる所があるので、ここで途中下車するのも良し。本塩釜・塩釜・西塩釜・東塩釜と塩釜だらけですけど、観光客は黙って本塩釜でいいと思います。
当のアタシは寿司屋には行かず、小さなお店が集うマリンゲート塩釜内のレストランに入ってしまいましたが、ここはとてもお洒落で眺めも良く、ランチで食べたシェフおすすめのカレーがとても美味しかった。
松島-塩釜間でフェリーが出ているので、これを使うと移動も楽しい。はずなんですが、生憎の天気で今回は見送りました。これはこの旅かなりの心残り。