福岡はとてもオールマイティな都市のようです。
九州第一の都市だけあって、買い物も遊ぶのも事欠かず、美味いものも多く、ちょっと車を走らせればそれなりの自然があり、独自の文化も持っている。
アタシはこれまで津々浦々旅行してきたと多少の自負がありますが、こんなにも欠点らしい欠点の見付からない場所はそうないと感じます。正にオールマイティ。
しかし、この地に移り住みたいかと言えば、快い返事ができない気がしています。
「田舎の自然をある程度残しつつ、都会の利便さと賑わいを」と高度でワガママな要求をしてきた中で、福岡は最もハイパフォーマンスを提供してくれそうな都市ではあると思います。特に海に関しては、都会とキレイな海は絶対に共存できないというアタシの結論に、こんな形はどうだと待ったを掛けられたような思いさえありました。
沖縄や海外のトップクラスの海と比べると見劣りはしますが、福岡でこれほどの海が見られるとはちょっと想像していませんでしたよ。それに2日前に雨が降っていたことを考慮すると、本気の姿ではなかったのだろうと推測されます。実はダイビングも盛んらしいですね。(アタシはできないけどサーフィンもやれるんだね。沖縄はこれが難しい)
高感度ランキングでもやれば、きっと多くの部門で名が挙がりそうな期待はあります。
でも、上位に食い込むかはちょっと疑問です。総合点ならトップも狙えそうですけど、それぞれが他所に一歩も二歩も譲る気がしてなりません。
通知表なら、殆どが4で悪くても3。でも5がないみたいな。要はこれって絶対的な魅力が見付けられなかったのよね。
一つの魅力に期待し過ぎて、いずれそれが飽きてしまった後のことを考えると、福岡のバランスの良さはまた一つの魅力だとも思いますけど、自分に似合ったバランスの取り方ではない気もします。もう少し田舎よりなら、ね。
アタシが白いご飯と明太子があれば何もいらない人間ならば、いとも容易く転がっただろうに。